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J-GLOBAL ID：201902211774026565   整理番号：19A2683206

鋼の脆性き裂伝播挙動機構理解深化~産発プロジェクト成果報告~

著者 (4件)： 川畑友弥 (東大 大学院) ,  高嶋康人 (大阪大 接合科研) ,  柴沼一樹 (東大 大学院) ,  大畑充 (大阪大 大学院)
資料名： ふぇらむ  (日本鉄鋼協会会報)
巻： 24  号： 11  ページ： 720-730  発行年： 2019年11月01日 
JST資料番号： L2666A  ISSN： 1341-688X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,LNG貯槽材の脆性き裂伝播停止特性の改善手法を創出する,鉄鋼協会産発プロジェクトの取組み・成果を紹介。
・{001}劈開ファセット内の挙動解明では,γ→α変態に伴う応力緩和が伝播停止特性上昇機構として効果があること,また結晶粒間のき裂連結時期と吸収エネルギーでは,粗粒ほど局所破壊応力が大きくなる傾向があると判明。
・き裂前方のマイクロクラック先行生成状況観察とエネルギー散逸定量化および分岐条件では,き裂分岐は理論分岐速度より低い電波速度条件で発生することを確認。
・アレスター中におけるサイドリガメント効果定量化では,高靭性材を表裏に配したクラッド鋼板はき裂伝播速度の顕著な遅延や延性破壊が見られるなどの効果を確認。

シソーラス用語： *液化天然ガス ,  燃料タンク ,  *鋼材 ,  *亀裂伝搬 ,  亀裂停留 ,  相変態 ,  応力緩和 ,  ファセット ,  エネルギー散逸 ,  粒度 ,  枝分れ ,  破壊靱性 ,  数値解析 ,  クラッド材
準シソーラス用語： サイドリガメント ,  テアリッジ ,  亀裂停止 ,  吸収エネルギー ,  粗粒化 ,  層間破壊靱性

分類 (3件)： 金属材料  (HC04020L) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  気体燃料の輸送,供給,貯蔵  (YE02060M)

引用文献 (27件)：

• GRI/JC, Final research report on crack arrest properties of 9% steel and relation between crack-arrest test, (1986)
• K. B. Broberg: Ark. Fiz., 18 (1960), 159.
• J. F. Kalthoff: The proc. of the NSF-ARO Workshop on Dynamic fracture, ed. by W. G. Knauss, K. Ravi-Chandar and A. J. Rosakis, (1983), 11.
• A. S. Kobayashi and S. Mall: Experimental Mechanics, 18 (1978) 1, 11.
• A. J. Rosakis and L. B. Freund: Journal of Engineering and Material Technology, 104 (1982) 2, 115.

タイトルに関連する用語 (8件)： 鋼 ,  脆性 ,  き裂伝播 ,  挙動 ,  理解 ,  プロジェクト ,  成果 ,  報告