抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2016 年12 月の糸魚川大規模火災は,現在の市街地が持つ潜在的な延焼危険に関して,社会的な認識と現実のリスクとの間に大きなギャップが存在すること,地域社会が脆弱化していることを感じさせた.本稿では,都市構造や地域社会の変化をふまえ,将来に向けた論点として(1)いつまで都市防火対策は重要であり続けるか,(2)都市防火対策の目標水準を社会はどう考えるべきかを考察し,今後のあり方として,(3)都市防災骨格整備の限界をふまえた総合的な地区レベルまちづくりの可能性,(4)地区レベルまちづくりにおける建築と消防のハイブリッドの可能性,(5)都市防火対策と連携した建築レベル防火対策推進の可能性の3 つの視点を提示し,今後の都市防火対策の方向性を論じる.(著者抄録)