抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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レントゲンやCTに代表されるX線診断は2次元モノクロ画像を基本とし,色に相当するエネルギー情報をもたない.核医学診断ではSPECTやPETが用いられるが,近年,先端医療の現場でもガンマ線イメージングの要請が急速に高まりつつある.例えば,陽子線治療やアルファ線内用療法は,いずれも体内で生ずる核反応の可視化が急務の課題である.同じ核反応は高エネルギー宇宙線と星間物質の相互作用でも生成され,MeVガンマ線天文学の主要なテーマとなりうる.本稿では宇宙と医療をつなぐ新しい懸け橋として,コンプトンカメラを用いたガンマ線イメージングの最前線と今後の展望を紹介する.(著者抄録)