抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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次世代地上波放送の暫定方式として検討されているBST-OFDM(Band Segmented Transmission-Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を基本とした方式に,LDM(Layered Division Multiplexing)を組み合わせたLDM-BST-OFDM伝送方式が提案されている。本稿では,LDM化されたシンボルの復調ができない既存の受信機を用いた場合についても固定受信階層において復号が可能となる伝送方式を提案する。提案方式では,固定受信階層において符号長69120のLDPC符号のパリティ検査行列は拡張される。その後,拡張されたパリティ検査行列を用いて,拡張パリティが生成される。生成された拡張パリティは変調され,部分受信帯域において移動受信階層の送信シンボルとLDM化され伝送される。提案方式について,ガウス伝送路に対する基本特性をコンピュータシミュレーションで評価した結果,固定受信階層の所要CNR(Carrier to Noise Ratio)の向上が確認された。(著者抄録)