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J-GLOBAL ID：201902215572684152   整理番号：19A2895860

空間統計データ分析による創造産業の集積に関する研究

Study on creative industry agglomeration by spatial statistical data analysis.

著者 (2件)： 近藤大蔵 (前田建設工業(株)) ,  鈴木伸治 (横浜市立大学)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 54  号： 3  ページ： 803-810(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本において,2000年代初頭より地方自治体は,文化・芸術のような「人の創造性」や「都市が持つ魅力や資源」に着目し,都市・地域の活性化,地域課題の解決,産業の振興に取り組んできた。地方自治体が創造産業の集積を目指す都市政策を展開する一方で,類似産業は東京大都市圏への集中が指摘される。地方自治体のこれまでの取り組みを踏まえると,東京大都市圏以外の都市空間での創造産業の集積の程度や形態,特性を明らかにする必要がある。本研究では,経験ベイズモラン統計量及びローカル経験ベイズモラン統計量を用いて,創造産業の集積の実態を明らかにした。その結果,産業の分類及び,都市の構造によって,集積の形態に違いが見られることが分かった。大きく分けて(1)集中型 (2)分散型に分けられる。また,空間統計データ分析によって抽出された集積地では,集積が生じる際に受け皿となる地区の状況に差がみられる。具体的には,高層・超高層の建物が多数立地し,そこに複数の事業所が立地することによって,従業者を吸収し,集積を形成するタテ型の集積,低層・中層の建物が高密度に立地し,そこに面的に事業所が立地することによって形成されるヨコ型の集積が見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： 統計解析 ,  *創造性 ,  *クラスタ ,  産業構造 ,  集中化 ,  *立地 ,  都市圏 ,  地方自治体 ,  Bayes推定 ,  自己相関 ,  ホットスポット
準シソーラス用語： 空間統計 ,  *産業集積 ,  東京大都市圏 ,  空間的自己相関

著者キーワード (8件)： 創造都市 ,  創造産業 ,  産業集積 ,  空間的自己相関 ,  Creative city ,  Creative industry ,  Industrial Agglomerations ,  Spatial Autocorrelation

分類 (1件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z)

引用文献 (13件)：

• 1) 河島伸子(2011)「都市文化政策における創造産業-発展の系譜と今後の課題」経済地理学年報,Vol.57,pp.295-306
• 2) 上野正也・鈴木伸治(2013)「創造性に着目した新しい都市政策にみる政策領域の横断性に関する研究」日本都市計画学会Vol.48,No.3,pp.471-476
• 3) 朝田康禎(2014)「日本におけるクリエイティブ産業の定義と近年の地域分布」日本都市学会年報Vol.48,pp.239-248
• 4) 矢部直人(2005)「東京大都市圏におけるソフトウェア産業の立地-ネスティッドロジットモデルによる分析-」地理学評論,vol.78,No.8,pp.514-533
• 5) 半澤誠司(2001)「東京におけるアニメーニション産業集積の構造と変容」経済地理学会,Vol.47,No.4p.56-70

タイトルに関連する用語 (5件)： 空間統計 ,  データ分析 ,  創造産業 ,  集積 ,  研究