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J-GLOBAL ID：201902215655953687   整理番号：19A1696599

メンタルローテーション課題のためのAR型学習支援システム

AR Based Learning Support System for Mental Rotation in Mobile Environment

著者 (4件)： 中野美登里 (広島市立大学大学院) ,  松原行宏 (広島市立大学大学院) ,  岡本勝 (広島市立大学大学院) ,  岩根典之 (広島市立大学大学院)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 18  号： 3  ページ： 201-208(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,学習者がマーカを操作してメンタルローテーション課題を学習するシステムを構築した。提案したシステムでは,立方体上に印刷されたARマーカを用いて学習者の操作を実現した。学習者は3つの立方体を操作でき,様々な角度から図形をチェックし確認することが出来る。複数のグループに対して行った検証実験では,テスト前とテスト後の正答数の平均値の差を比較した。1群(対照群)では,有意差は確認されなかった。しかし,2群(タッチパネル・ベース学習群)と3群(ARベース学習群)において有意差が確認された。したがって,操作を伴う学習は,メンタルローテーション課題に対する正答数を増加させるために効果的である。さらに被験者からの意見では,提案手法(AR型学習システム)はタッチパネル型学習システムよりも「操作」が容易であることが明らかとなった。したがって,提案システムはタッチパネル型システムよりも学習が容易である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *回転 ,  *拡張現実感 ,  *システム ,  標識 ,  操作 ,  パネル ,  入力装置
準シソーラス用語： *AR ,  ARマーカ ,  タッチパネル ,  *メンタルローテーション ,  *学習支援システム

著者キーワード (6件)： 精神回転 ,  拡張現実感 ,  空間図形 ,  精神回転 ,  拡張現実感 ,  空間図形

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  CAI  (JE09000G)

引用文献 (11件)：

• [1] 岡部恒治 ほか15名:改訂版 中学校数学1,数研出版,pp.184-185,2017.
• [2] 土屋俊,中島秀之,中川裕志,橋田浩一,松原仁,大澤幸生,高間康史:AI事典 第2版,共立出版,2003.
• [3] 寺田春菜,森田ひろみ:心的回転における学習効果の回転方向の依存性の検討,電子情報通信学会技術研究報告,111(60), pp.73-78,2011.
• [4] 文部科学省:中学校学習指導要領解説 数学編,pp.16-30, 2008.
• [5] 木原裕紀,若杉祥太,林徳治:学習者の主体性向上を目的とした授業実践,日本教育情報学会論文集,29,pp.408-409,2013.

タイトルに関連する用語 (3件)： メンタルローテーション ,  Ar ,  学習支援システム