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J-GLOBAL ID:201902216008104746   整理番号:19A1701740

浮葉大型植物であるヒシ属種の植物床により起きる単一湖内でのツボワムシBrachionus calyciflorusの誘導防御における空間的不均一性

Spatial heterogeneity in induced defense of Brachionus calyciflorus within a single lake caused by a bed of floating-leaved macrophyte Trapa species
著者 (6件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 29-38  発行年: 2019年01月 
JST資料番号: L3959A  ISSN: 1439-8621  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: シンガポール (SGP)  言語: 英語 (EN)
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捕食者に対する水生生物の誘導防御が実験室内および野外研究の両方によりかなり研究されてきた一方で,その理解,例えば,誘導防御が同一湖内の微小生息場所間で変動するのかどうか,および自然環境において複数の捕食者がどのように誘導防御へ影響するのかに関する理解は未だ限られている。本稿で著者らは,ワムシ類であるツボワムシBrachionus calyciflorusが,ヒシ属種で構成される大型植物床および開放水域での微小生息場所との間で,その捕食者であるフクロワムシとケミジンコに対する誘導防御の異なった発達度合を示すのかどうかを調べた。ヒシ属植物床よりも開放水域において,B. calyciflorusはより多く存在し,また防御形質としてより大きな側突起を有していた。フクロワムシがヒシ属植物床よりも開放水域により多く存在した一方で,ケミジンコはヒシ属植物床により多く存在した。いずれの捕食者も,防御形質の発達へ有意に影響した。防御形質に対するフクロワムシの影響が肯定的であった一方で,ケミジンコの影響は否定的であった。そのため,微小生息場所間での誘導防御の発達度合における空間的差異は,高密度なヒシ属植物床が2種の捕食者の豊度へ影響したことにより生じた。これらの結果は,B. calyciflorusの誘導防御はフクロワムシからの捕食圧低減には有効であるが,B. calyciflorusはヒシ属植物床でのケミジンコによる捕食を回避できないことを示唆する。Copyright 2017 The Japanese Society of Limnology Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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異種生物間相互作用 

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