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J-GLOBAL ID:201902216262141332   整理番号:19A1450817

奄美大島におけるリュウキュウコノハズクOtus elegansの繁殖成功の空間パターンと森林景観要因

Spatial patterns of the Ryukyu Scops Owl’s Otus elegans breeding success and forest landscape factors on Amami-Oshima Island
著者 (5件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 19-28(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: L4092A  ISSN: 0913-400X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,二次林を含めた森林面積が島の約80%を占める奄美大島において,準絶滅危惧種に指定されているリュウキュウコノハズクの巣立ちビナのルートセンサスを,繁殖期(2017年6月27日-7月25日)に行なった.奄美大島のほぼ全域の合計58地点において98羽の巣立ちビナが確認され,うち13地点では複数回巣立ちビナが確認された.巣立ちビナ確認地点(53地点)と,確認地点と同頻度になるように各センサスルート上に無作為に設定した未確認地点(54地点)について,森林植生タイプ別の面積(常緑広葉樹林,常緑広葉樹二次林,常緑針葉樹林,落葉広葉樹二次林),開放地面積,林縁長,市街地までの距離,標高を説明変数として,一般化線形混合モデルを作成した.その結果,巣立ちビナの確認/未確認に対して常緑広葉樹林面積が正の効果を及ぼしていることが示された.今では限られた面積でしか存在しない成熟した亜熱帯常緑広葉樹林は,樹洞を有する大径木が多く存在し,本種の重要な営巣場所や繁殖場所となっている可能性が示唆された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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個生態学  ,  個体群生態学 
引用文献 (35件):
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