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J-GLOBAL ID：201902218846822043   整理番号：19A0699364

理科の問題解決の過程に国語科の言語活動を位置付けたカリキュラム・マネジメントの教育効果に関する事例的研究

A Case Study on the Educational Effect of Curriculum Management That Placed Language Activities of Japanese into the Process of Problem Solving of Science

著者 (4件)： 岸亮 (南魚沼市北辰小) ,  藤本義博 (岡山理大 理) ,  桐生徹 (上越教大 教職大学院) ,  水落芳明 (上越教大 教職大学院)
資料名： 科学教育研究  (Journal of Science Education in Japan)
巻： 43  号： 1  ページ： 22-32  発行年： 2019年03月10日 
JST資料番号： L3340A  ISSN： 0386-4553  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,理科と国語科の言語活動の単元の効果的な関係,およびその,国語科の言語活動が理科の問題解決の過程に含まれているクラスを実践に組み込んだ記述に基づいて科学的説明を行うことによる教育効果を明らかにすることを目的とした。その結果,学習者が予想される結果を設定し,その後,それを再順序化し,理科における問題解決の過程に国語科の言語活動を行う学習形式に触れることを繰り返すような状況において,記述に基づく科学的説明を定式化することが可能となる。さらに,この実践を適用することの効果は,数量や既に学習された事項への意識レベルが高まる単元によって確認された。さらに,理科単元と国語科単元を結びつけることの実践により,国語科の「書くこと」単元の理解が容易になり,一度書くだけでは問題を抱えている学習者にとって有効であると考えられる。数値的低減は,時間の有効活用の効用を提供し,カリキュラム管理の視点の妥当性を確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カリキュラム ,  学校教育 ,  問題解決 ,  *科学教育
準シソーラス用語： 問題解決型学習 ,  *小学校理科 ,  国語科教育

分類 (1件)： 科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (20件)：

• Benjamini, Y., & Hochberg, Y. (1995): Controlling the false discovery rate: a practical and powerful approach to multiple testing. Journal of the Royal Statistical Society Series B, 57, 289-300.
• 後藤顕一・松原憲治(2015):主体的・協働的な学びを育成する理科授業研究の在り方に関する一考察-カリキュラムマネジメントに基づく理科授業研究モデルの構想-,理科教育学研究,56, 1, 17-32.
• 合田哲雄(2016):「教科を超えた学び」で子どもを伸ばす,総合教育技術,70, 13, 10-15.
• 金沢緑(2011):第3節 国語科と理科教育,角屋重樹編著「新しい学びを拓く理科授業の理論と実践-小学校編-」,174-182,ミネルヴァ書房.
• 岸亮・水落芳明(2017):顕微鏡の操作技能における自作ビデオクリップ活用による相互評価の効果に関する事例的研究,科学教育研究,41, 3, 282-294.

タイトルに関連する用語 (10件)： 理科 ,  問題解決 ,  過程 ,  国語 ,  言語 ,  活動 ,  カリキュラム ,  マネジメント ,  教育効果 ,  研究