抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・中国古代火薬組成の変遷の紹介。
・「神農本草経」に記載されている硝石,硫黄,南越第二代王の陵墓から発見された二酸化ケイ素,硫黄,硫化ヒ素,含水鋼,アルミニウムリン酸塩の五色の薬石,「真元妙道要略」に記載されている硫黄,硫化ヒ素,硝石,蜜の混合物による火焔,火災の記述などの唐代末から五代頃までの原始火薬発明期。
・「武経総覧」に記載されている硝石,硫黄と木炭の三成分火薬配合処方,「塵史」に記載されている世界最初の火薬工場,「金史」に記載されている鉄缶に火薬を詰め,火で点火する震天雷などの宋代から元代の火薬応用による冷兵器から火薬への転換期。
・高麗において硝石五十万斤と硫黄十万斤を準備し,中国に運搬し,原材料を配合して火薬を製造するとの「高麗史」の記載などの明代の火薬を含む兵書刊行の最盛期。
・西洋に比べて火器,火薬などの低落後期。