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J-GLOBAL ID:201902219164371731   整理番号:19A1744168

愛知県田原市における輪ギク生産地域の維持・発展システム -生産者のネットワークに注目して-

Sustainable Systems of a Chrysanthemum Production Area in Tahara City, Aichi Prefecture: Focusing on the Farmer’s Network
著者 (1件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 235-253(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: G0643A  ISSN: 0022-135X  CODEN: CGZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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輪ギクの生産のための持続可能なシステムを,渥美半島の農民のネットワークに焦点を当てて検討した。田原市が立地している渥美半島は,1968年に豊川用水の完成により農業生産の基礎が確立された日本における主要な農業地域である。田原市は,自治体単位では日本最大の農業収入をあげている。花卉と野菜は農業生産の中心にあり,家畜産業も健全である。農業労働者の平均年齢は59.8歳で,後継者の平均年齢は34.8歳であり,日本では特に若い。全体として,販売農家の62.5%は,1000万円以上の農業収入を得ている。さらにまた,6.3%は,50百万円以上の農業収入を得ている。田原市において輪ギクを育てている多くの農民は,2010年に農業協同組合によって再編成された3つのチームに属している。1)チームSTAR,2)チームMAX,3)チームSKY。これらのチームは,農民の年齢,栽培地域,家族労働,および将来展望などの農民の経営状況に従って計画された機能組織である。3つのチームは,高品質の輪ギク年間量を安定して販売するために,市場出荷に関して補完的な方法で協力する。これにより輪ギク生産地域の価値を高まった。農民は農業協同組合とチームに属することから利益と動機を享受し,それが農民のつながりを強化することになっていることは評価される。さらに,農業協同組合がそれらの出荷施設を改善し,より機械化するにつれて,チームMAXの農民は,家庭でそれらを包装することなく,輪ギクを出荷することができる。出荷のための時間と労力の削減は,管理規模の更なる拡大を支援する。さらに,田原市は,高い割合の専業農民を有し,かれらは日常的に技術革新やマネジメントの改良に従事する。このために,新しい栽培技術の教育と学習を促進し,周囲の農民および輸送機関のメンバーと情報を共有する雰囲気がある。さらに,農民は,特定の技術に関する非公式な研究セッションを保持することによって,高度な技術を獲得し,品質を向上させることを試みている。農民の努力と協力は,多くの利益を創出し,輪ギク生産のレベルを上げ,地域農業の発展を支援する。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (12件):
分類 (1件):
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農業経済,農業経営 
引用文献 (26件):
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