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J-GLOBAL ID:201902220124954451   整理番号:19A0080116

ミダゾラムは輸送体蛋白質シグナル伝達を介してヒトマクロファージのリポ多糖類刺激免疫応答を抑制する【JST・京大機械翻訳】

Midazolam suppresses the lipopolysaccharide-stimulated immune responses of human macrophages via translocator protein signaling
著者 (5件):
資料名:
巻: 66  ページ: 373-382  発行年: 2019年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ベンゾジアゼピンは麻酔と鎮静に広く使用され,臨床転帰に負の影響を及ぼす可能性がある免疫調節特性を有する;しかしながら,関与する細胞標的と仲介シグナル伝達経路は不明である。ヒトマクロファージおよび関連する分子機構に対するベンゾジアゼピン系ミダゾラムの免疫調節効果を検討した。ヒト単球-マクロファージ細胞系THP-1及び末梢単球由来マクロファージ(PMDMS)における共刺激分子CD80のリポ多糖類(LPS)誘導アップレギュレーション及び炎症誘発因子インターロイキン-6(IL-6),腫瘍壊死因子-α,インターロイキン-10及び一酸化窒素(NO)の分泌に及ぼすミダゾラム前処理の影響を解析した。NF-κB,IκBα蛋白質,およびマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)活性化に及ぼすミダゾラムの影響を,THP-1細胞で分析した。TSPOリガンドを用いたミダゾラムの免疫調節効果におけるトランスロケータ蛋白質(TSPO)の関与を解析した。TSPOの役割を,TSPOに対する低分子干渉RNAによるトランスフェクションを介してTSPOノックダウンによりTSPOおよびTHP-1細胞を過剰発現するTHP-1細胞を用いて検討した。ミダゾラムは,THP-1細胞およびPMDMSにおいて,CD80のLPS誘導アップレギュレーションおよびIL-6およびNOの放出を抑制し,さらに,ミダゾラムは,ヒトTHP-1細胞におけるNF-κB/AP-1およびMAPKの活性化を抑制した。評価した合成TSPOリガンドは,ミダゾラムとしてマクロファージ活性化に対して同じ阻害効果を示した。TSPOを過剰発現するマクロファージは,ミダゾラムによる免疫抑制に対する感受性の増強を示し,TSPO発現を欠くマクロファージは,ミダゾラムの効果の低下を示した。ミダゾラムは,TSPOシグナリングを活性化することにより,ヒトマクロファージにおけるLPS刺激免疫応答を阻害する。マクロファージ活性の抑制は,重症患者で報告されたベンゾジアゼピンの有害な副作用に寄与する可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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消炎薬の基礎研究  ,  細胞生理一般 
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