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J-GLOBAL ID：201902220642900386   整理番号：19A1695823

資源勘定による木材のマテリアル・エネルギー利用構造の解明

Analysis of the Utilization Structure of Wood Material and Energy Adopting Resource Accounting Approach

著者 (4件)： 大津裕貴 (鳥取大学大学院連合農学研究科) ,  米康充 (島根大学生物資源科学部) ,  高橋絵里奈 (島根大学生物資源科学部) ,  小池浩一郎 (島根大学生物資源科学部)
資料名： 林業経済研究(Web)  (Journal of Forest Economics (Web))
巻： 63  号： 2  ページ： 13-22(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1628A  ISSN： 2424-2454  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質バイオエネルギー利用は,既存の林業および木材関連産業からの木材投入が最も適した燃料供給源として認識されている。林業および木材関連産業は相互依存性が強く,木質燃料供給に大きく影響することが考えられる。林業・木材 関連産業と木質燃料供給の間の連関を明らかにするためには,木材利用のアクティビティを統合的に把握することが求 められる。そこで,2000年と2011年を対象に木材のマテリアル利用とエネルギー利用をそれぞれ同一のスキームで把握し,その間の変化を検討した。この結果,この期間に目立って増加した合板用木材需要に対応するほどの国産材の投入量はなかった。このため,全体の木材利用量減少に合わせて副産物発生量も減少し,燃料利用できる木材量は減少していた。このような既存木材関連産業と木質バイオエネルギー利用の関係に基づき,木材のマテリアル利用の着実な増加に随伴したかたちでの木質バイオエネルギー利用の促進が期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  *木質バイオマス ,  生物エネルギー ,  林業 ,  供給源 ,  燃料 ,  投入産出分析 ,  副産物
準シソーラス用語： *木材利用 ,  エネルギー利用

著者キーワード (8件)： 資源勘定 ,  部門商品表 ,  マテリアルとエネルギーのバランス ,  木質バイオエネルギー ,  resources accounting ,  sector-commodity table ,  Material-Energy balances ,  woody bioenergy

分類 (2件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (36件)：

• 中部電力株式会社『中部電力グループアニュアルレポート2012』中部電力株式会社,2012年,92頁
• 藤崎成昭編『環境資源勘定と発展途上国』アジア経済研究所,1994年,167頁
• 古井戸宏通,加藤 隆,岡 裕泰,山本伸幸「森林資源勘定の作成に関する研究(I)-勘定体系の設計-」『日本林学会論文集』No.104,1993年,117~120頁
• 古井戸宏通,加藤 隆,岡 裕泰,山本伸幸「森林資源勘定の作成に関する研究(II)-サテライト勘定のフレームワーク-」『日本林学会論文集』No.105,1994年,205~210頁
• 古井戸宏通,家原敏郎「主要国における林業が資源・環境に与える影響の定量化手法-森林資源調査と部門/商品表の融合に向けて-」土屋正春,伊藤達也編集委員『水資源・環境研究の現在板橋郁夫先生傘寿記念』成文堂,2006年,571~591頁

タイトルに関連する用語 (2件)： 資源 ,  木材