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J-GLOBAL ID：201902221706257969   整理番号：19A0145898

マルチモーダルデータに基づく動作間類似性尺度の提案-たとえ表現による技能熟達支援に向けて-

著者 (3件)： 柳田拓郎 (公立はこだて未来大) ,  竹川佳成 (公立はこだて未来大) ,  平田圭二 (公立はこだて未来大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2018  号： EC-50  ページ： Vol.2018-EC-50,No.21,1-7 (WEB ONLY)  発行年： 2018年12月14日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スポーツなどの熟達した技能を必要とする動作において,言語や動作で技能の伝達を行う場面が多々ある。しかし,お互いが同じ感性を有しているとは限らないため,伝達が円滑に行われない可能性がある。そこで,伝えられる側の経験則に基づいた,たとえ表現を用いた技能熟達支援を目指す。本稿では,支援を実現するにあたり必要な,マルチモーダルデータに基づく動作間類似性尺度を提案する。動作を表現するパラメータとして,手首の加速度・角速度,肘付近の前腕部の加速度・角速度・表面筋電位信号を定義した。模範動作となるドラム打叩動作や諸動作52個を計測し,動作同士のマッチングを試みた。マッチングの計算方法として,模範動作と諸動作の間の距離を算出するため,動的計画法の一つである動的時間伸縮法(DTW)を用いた。各パラメータに重み付けを行うため,ドラムの打叩音量の大きさを三段階で定義し,諸動作とは別にドラムの打叩を各7試行計測し,重回帰分析を行った。模範動作と諸動作52個で算出された距離に対して回帰式を適用したところ,動作間の類似点や相違点などを観察することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *表現 ,  *多モード ,  比率 ,  *類似性 ,  *相似解 ,  *動作分析 ,  *動的計画法 ,  *多重回帰分析 ,  *教育訓練 ,  継承 ,  *計算機利用システム ,  技術 ,  尺度
準シソーラス用語： *たとえ表現 ,  *マルチモーダル ,  技能 ,  技能訓練 ,  *技能熟達支援システム ,  技能伝承 ,  支援システム ,  *重回帰分析 ,  *動作間類似性尺度 ,  *動的時間伸縮法

分類 (2件)： 技術教育  (KA01050U) ,  数理計画法  (KA03030M)

引用文献 (11件)：

• 北川 薫:運動とスポーツの生理学 改訂3版,市村出版 (2014).
• 滝沢文雄: 運動実践における言語の役割とその限界: 体育・スポーツ哲学研究, Vol. 31, No. 1, pp. 75-85 (2009).
• 望月理香, 永徳真一郎, 茂木 学, 八木貴史, 武藤伸洋, 小林透: ライフログを活用した感性コミュニケーション実現方式の提案-実感をともなう情報伝達効果に関する検証: 情報処理学会論文誌, Vol. 53, No. 1, pp. 30-38 (2012).
• Fujii, S., Kudo, K., Shinya, M., Ohtsuki, T. and Oda, S.: Wrist Muscle Activity During Rapid Unimanual Tapping With a Drumstick in Drummers and Nondrummers: Moter Control, Vol. 13, pp. 237-250 (2009).
• Fujii, S., Kudo, K., Ohtsuki, T. and Oda, S.: Tapping Performance and Underlying Wrist Muscle Activity of NonDrummers, Drummers, and the World’s Fastest Drummer: Neuroscience Letters, Vol. 459, pp. 69-73 (2009).

タイトルに関連する用語 (8件)： マルチモーダル ,  類似性 ,  尺度 ,  提案 ,  表現 ,  技能 ,  熟達 ,  支援