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J-GLOBAL ID：201902222917234271   整理番号：19A0475556

大規模クラスタ環境上におけるSA-AMG法のHybrid並列化に関する分析

著者 (4件)： 野村直也 (東大) ,  中島研吾 (東大) ,  河合直聡 (理研 計算科学研究セ) ,  藤井昭宏 (工学院大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2018  号： HPC-167  ページ： Vol.2018-HPC-167,No.27,1-9 (WEB ONLY)  発行年： 2018年12月10日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メニィコアプロセッサを結合したクラスタでは,メッセージパッシング(MPI)とスレッド並列(OpenMP)を併用したHybrid並列プログラミングモデルが適しているとされている。一方,大規模連立一次方程式を高速に解く解法としてSA-AMG法がある。SA-AMG法は,与えられた問題行列から粗い問題を再帰的に生成し,それらを用いて様々な波長成分を効率よく減衰させることで,高い収束性やスケーラビリティを実現している。本研究では,SA-AMG法にHybrid並列を適用し,大規模クラスタ環境上で実行時間やFlat MPIとの比較による並列化効率への影響の分析を行った。数値実験では,Oakforest-PACS(JCAHPC),京(理化学研究所),ITO(九州大学)スーパーコンピュータシステムを用いて計測を行っており,それぞれの環境においてHybrid並列化によるSA-AMG法全体の実行時間や,通信時間の分析を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *マルチプロセッサシステム ,  オブジェクト指向プログラミング ,  プロセス間交信 ,  スレッド ,  *並列処理 ,  計算機プログラミング ,  一次方程式 ,  連立方程式 ,  *多重格子法 ,  数値解法 ,  評価 ,  多重処理 ,  クラスタコンピューティング ,  実験評価 ,  連立一次方程式 ,  コンピュータクラスタ
準シソーラス用語： マルチグリッド法 ,  メッセージパッシング ,  計算機クラスタ ,  並列プログラミング

分類 (1件)： 数値計算  (JE02000J)

引用文献 (9件)：

• Pereira, F. H., Verardi, S. L. L., and Nabeta, S. I.: “A fast algebraic multigrid preconditioned conjugate gradient solver”, Applied Mathematics and Computation 179, pp.344-351, 2006.
• Vanek, P., Brezina, M. and Mandel, J.: “Convergence of Algebraic Multigrid Based on Smoothed Aggregation”, Numerische Mathematik 2001, vol 88, pp.559-579, 2001.
• Vanek, P., Mandel, J. and Brezina, M.: “Algebraic Multigrid by Smoothed Aggregation for Second and Fourth Order Elliptic Problems”, Computing, Vol.56, pp.179-196, 1998.
• Chan, T. F. and Vanek, P.: “Multilevel algebraic Elliptic Solvers”, UCLA Math, Dept. CAM Report, 1999.
• E. Cuthill and J. McKee, “Reducing the bandwidth of sparse symmetric matrices,” in Proc. of 24th national conference. ACM, 1969, pp. 157- 172.

タイトルに関連する用語 (6件)： 大規模 ,  クラスタ ,  環境 ,  SA ,  並列化 ,  分析