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J-GLOBAL ID:201902223150243873   整理番号:19A1495950

臨床環境におけるミニイオンシーケンサーによるインフルエンザAおよびBウイルスの全ゲノム配列決定:パイロット研究【JST・京大機械翻訳】

Whole Genome Sequencing of Influenza A and B Viruses With the MinION Sequencer in the Clinical Setting: A Pilot Study
著者 (20件):
資料名:
巻:ページ: 2748  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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インフルエンザウイルスの全ゲノム配列決定(WGS)は,ワクチンを調製し,新たに出現するウイルスに対処するために重要である。しかし,WGSは発展途上国において従来の次世代sequサーを用いて実行するのが困難であり,そこでは施設はしばしば不適切である。本研究では,ミニ携帯型sequサーを用いた臨床検体におけるインフルエンザウイルスに対するハイスループットWGS法を開発した。方法:インフルエンザAとBウイルスの全ゲノムを,東京で収集された13の臨床検体から多重RT-PCRにより増幅した。多重ミニイオン配列決定のためのバーコードタグを,カスタムバーコード化プライマーによる入れ子PCRにより各多重RT-PCRアンプリコンを添加した。すべてのバーコード化アンプリコンを,1D2配列決定キットを有するミニイオンsequサーを用いて混合し,多重配列決定した。さらに,各臨床検体から発生した多重RT-PCRアンプリコンを,ミニイオンsequサーの性能を検証するために,Illumina MiSeqプラットフォームを用いて配列決定した。ミニイオン配列決定の精度,再現性,および精度を,Illina MiSeqプラットフォームとミニイオンsequサーにおける変異体のcalの結果を比較することによって計算した。【結果】インフルエンザAおよびBウイルスの全ゲノムを,13の臨床サンプルから多重RT-PCRによって首尾よく増幅した。Illina MiSeqプラットフォームを用いて,インフルエンザA型ウイルスH3N2サブタイプとして6試料を,インフルエンザBウイルスYamagata系統として7を同定した。ミニイオンsequサの全体の精度,再現率,および精度は,1D readsからそれぞれ99.95%,89.41%,および97.88%,1D~2 readsから99.97%,93.28%,および99.86%であった。結論:インフルエンザAとBウイルスに対する新しいWGS法を開発した。遺伝的再編成のリアルタイムモニタリングと新たに出現するウイルスの評価のために,ミニイオンsequサーをより良く利用するために,読出し精度と分析ツールを改善する必要がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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遺伝子の構造と化学 
引用文献 (32件):
  • Brandariz-Fontes C., Camacho-Sanchez M., Vila C., Vega-Pla J. L., Rico C., Leonard J. A. (2015). Effect of the enzyme and PCR conditions on the quality of high-throughput DNA sequencing results. Sci. Rep. 5:8056. doi: 10.1038/srep08056
  • Briand F. X., Schmitz A., Ogor K., Le Prioux A., Guillou-Cloarec C., Guillemoto C., et al (2017). Emerging highly pathogenic H5 avian influenza viruses in France during winter 2015/16: phylogenetic analyses and markers for zoonotic potential. Euro. Surveill. 22:30473. doi: 10.2807/1560-7917.ES.2017.22.9.30473
  • Cornelis S., Gansemans Y., Deleye L., Deforce D., Van Nieuwerburgh F. (2017). Forensic SNP genotyping using nanopore MinION sequencing. Sci. Rep. 7:41759. doi: 10.1038/srep41759
  • Cornish A., Guda C. (2015). A comparison of variant calling pipelines using genome in a bottle as a reference. Biomed. Res. Int. 2015:456479. doi: 10.1155/2015/456479
  • Fedson D. S. (2009). Meeting the challenge of influenza pandemic preparedness in developing countries. Emerg. Infect. Dis. 15 365-371. doi: 10.3201/eid1503.080857
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