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J-GLOBAL ID：201902224545532697   整理番号：19A0009334

海底熱水系における水-岩石反応によるマグネシウム・ストロンチウムの同位体比変動

著者 (5件)： 武井祐太 (学習院大) ,  上田修裕 (東京工大) ,  澤木佑介 (東大) ,  坂田周平 (学習院大) ,  大野剛 (学習院大)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 65th  ページ： ROMBUNNO.1P27(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海底下には海水と岩石が高温で反応する海底熱水系が存在する。海洋地殻を構成する玄武岩等の火成岩と海水が反応する際,海水からマグネシウムが除去される。そのため,海水中のMg/Ca比は海洋底拡大率と負の相関を持つと考えられている(Stanley et al.,1999)。また,海水中のMg/Ca比は炭酸塩鉱物の結晶構造(カルサイト・アラゴナイト)に影響を与えるため,海底熱水反応によるMg/Ca比の変動は炭酸塩骨格生物の進化に重要である。海底熱水系における水-岩石反応でマグネシウムが同位体分別を起こす場合,海底熱水活動の指標として海水中のδ²⁶Mgが利用できる可能性がある。そこで本研究では海水中のδ²⁶Mgの有用性を評価するため,海底熱水系における水-岩石反応によるマグネシウムの同位体分別係数を求めることを試みた。また,マグネシウムとの比較のためストロンチウムの同位体分別についても調べた。(著者抄録)

シソーラス用語： ICP-MS分析 ,  *マグネシウム同位体 ,  *ストロンチウム同位体 ,  *熱水系 ,  マグネシウム ,  カルシウム ,  海底火山 ,  海水 ,  同位体分別 ,  相互作用 ,  火山岩 ,  MC-ICP-MS分析 ,  海底熱水系 ,  水-岩石相互作用
準シソーラス用語： 岩石-水相互作用

分類 (1件)： 同位体地質学  (DD01042T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 海底熱水系 ,  水-岩石反応 ,  マグネシウム ,  ストロンチウム ,  同位体比