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J-GLOBAL ID：201902224603951927   整理番号：19A1809536

アミノコレステロールをドープしたランタニドイオンキレート化リン脂質バイセルの増強された磁気応答の理解【JST・京大機械翻訳】

Understanding the Enhanced Magnetic Response of Aminocholesterol Doped Lanthanide-Ion-Chelating Phospholipid Bicelles

著者 (9件)： Isabettini Stephane (Laboratory of Food Process Engineering, ETH Zuerich, Switzerland) ,  Massabni Sarah (Laboratory of Food Process Engineering, ETH Zuerich, Switzerland) ,  Kohlbrecher Joachim (Laboratory for Neutron Scattering and Imaging, Paul Scherrer Institute, Switzerland) ,  Schuler Lukas D. (xirrus GmbH, Switzerland) ,  Walde Peter (Department of Materials, ETH Zuerich, Switzerland) ,  Sturm Marina (Max Planck Institute of Colloids and Interfaces, Germany) ,  Windhab Erich J. (Laboratory of Food Process Engineering, ETH Zuerich, Switzerland) ,  Fischer Peter (Laboratory of Food Process Engineering, ETH Zuerich, Switzerland) ,  Kuster Simon (Laboratory of Food Process Engineering, ETH Zuerich, Switzerland)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 33  号： 34  ページ： 8533-8544  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コレステロール(Chol-OH)およびその複合体は,バイセルにおけるリン脂質二分子層の物理化学的および磁気的性質を工学するための強力な分子である。1,2-ジミリストイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(DMPC)とチリウム-イオンキレート化リン脂質1,2-ジミリストイル-sn-glycero-3-ホスホ-エタノールアミン-ジエチレントリアミンペンタアセタート(DMPE-DTA/Tm3+)からなるバイセルにおけるアミノコレステロール(3β-アミノ-5-コレスタエン,Chol-NH_2の導入は,二分子層の磁化率Δχを選択的に調整することにより前例のない高磁気整列をもたらす。しかし,磁気応答の背後にある基本的な機構についてはほとんど知られておらず,一般的にChol-NH_2ドープDMPC二分子層を支配する物理化学的力についてはほとんど知られていない。著者らは,DMPCと混合したChol-OHおよびChol-NH_2の多重スケールボトムアップ比較研究により,この欠点に取り組んだ。最初に,Langmuirトラフ上の単純化単分子層モデルを用いて,DMPC中の種々の含有量における2つのステロイド分子を比較した。第二段階では,分子動力学(MD)シミュレーションにより,両親媒性物質のモニタリングと分子レベルでのそれらの相互作用をモニターしながら,バイセル二分子層のより代表的なモデルを得た。最終段階では,モデルから離れて移動し,SANSによるChol-NH_2ドープバイセルの構造と磁気整列に及ぼす温度の影響を調べた。DMPC/ステロイド単分子層研究は,Chol-OHが16および20mol%のステロイド含有量でChol-NH_2より大きな縮合効果を誘導することを示した。しかし,この傾向はステロイド含量10,30,および40mol%で逆転した。16mol%ステロイドによるMDシミュレーションは,両化合物がDMPCにおいて液体秩序化状態を誘導することを明らかにしたが,Chol-NH_2を含む二分子層はChol-OHを含む類似系よりもはるかに秩序化されていなかった。Chol-NH_2はChol-OHよりも隣接DMPC脂質と有意に多くの水素結合相互作用を受けた。バイセルの親水性環境の動力学を変化させることにより,Chol-NH_2はりん脂質-ランタニドDMPE-DTA/Tm3+錯体の結晶場と角度を変化させると思われる。これらのパラメータは,錯体の磁化率Δχを大きく決定し,SANSの結果を説明し,ステロイドをドープしたバイセルの磁気整列において著しい違いを示した。高度に磁気的に整列可能なDMPC/Chol-NH_2/DMPE-DTA/Tm3+(モル比16:4:5:5)バイセルが,非整列ベシクルへの熱可逆的再配列の前に35°Cの温度まで達成された。これらの結果により,トモルローの磁気応答性ソフト材料の開発のためのビルディングブロックとして作用するChol-NH_2ドープバイセルの可能性を確認した。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ドーピング ,  ベシクル ,  磁化率 ,  ステロイド ,  複合体 ,  相互作用 ,  アラインメント ,  二分子層 ,  単分子層 ,  *磁気 ,  錯体 ,  *キレート化 ,  *リン脂質 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *バイセル , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 脂質一般  (EB05010B) ,  ミセル  (CB11020N)

タイトルに関連する用語 (10件)： コレステロール ,  ドープ ,  ランタニドイオン ,  キレート化 ,  リン脂質 ,  バイセル ,  増強 ,  磁気 ,  応答 ,  理解