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J-GLOBAL ID：201902226586027397   整理番号：19A0772090

C-H活性化反応 3価ロジウム触媒を用いる炭素-水素結合の直接誘導体化反応

著者 (2件)： 佐藤哲也 (大阪市大 大学院理学研究科) ,  三浦雅博 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： Chemical Times  (Chemical Times)
巻： 2019  号： 2  ページ： 10-13  発行年： 2019年04月 
JST資料番号： G0724A  ISSN： 0285-2446  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・著者らが開発した3価ロジウム触媒を用いる酸化的カップリング反応を中心にして,3価ロジウム触媒を用いる炭素-水素結合の直接誘導体化に関する研究の展開を解説。
・安息香酸類の酸化的カップリングや安息香酸とスチレンとの酸化的カップリング/脱炭酸などの反応を例として,含酸素配向基を利用した酸化的カップリング反応について解説。
・ベンジルアミン,N-保護アニリンあるいは2-フェニルインドールとアルキンとの酸化的カップリングなどを例として,含窒素配向基を利用した酸化的カップリング反応について解説。
・フェニルホスフィン酸,フェニルホスフィンオキシドあるいはフェニルホスフィンスルフィドとアルケンとの酸化的カップリングなどを例として,含リン配向基を利用した酸化的カップリング反応について解説。
・フェニルスルホキシドや3-フェニルチオフェンとアルケンとの酸化的カップリングなどを例として,含硫黄配向基を利用した酸化的カップリング反応について解説
・3価ロジウム触媒を用いる芳香族基質とアルケンやアルキンとの酸化的カップリングは安定で入手容易な出発物質から一段階で多様なπ共役分子や縮合複素環化合物を合成することができ,また適用範囲が広いことを指摘。

シソーラス用語： *ロジウム触媒 ,  *酸化的カップリング ,  共役 ,  *化学反応 ,  *活性化 ,  *カルボン酸塩 ,  *芳香族カルボン酸 ,  脱炭酸反応 ,  アミン ,  芳香族化合物 ,  誘導体化 ,  芳香族アミン ,  アルケン ,  アルキン ,  *複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ラクトン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族炭化水素 ,  ビニル化合物 ,  アルコール ,  スルホキシド ,  有機硫黄化合物
準シソーラス用語： π共役 ,  アニリン誘導体 ,  イソキノリン誘導体 ,  イソクマリン類 ,  ナフタレン誘導体 ,  ベンジルアミン類 ,  ベンゾフラン誘導体 ,  *安息香酸類 ,  *酸化的カップリング反応 ,  縮合複素環化合物 ,  *炭素-水素結合活性化

分類 (3件)： 有機化学反応一般  (CF02010Q) ,  貴金属触媒  (CB06122I) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M)

物質索引 (11件)： 1-フェニルピラゾール ,  2-フェニルインドール ,  2-フェニル-1,3-ジチアン ,  3-フェニルチオフェン ,  スチレン ,  トリフェニルメタノール ,  フェニルスルホキシド ,  フェニルホスフィンオキシド ,  フェニルホスフィン酸 ,  ベンゾチオアミド ,  (1S,4R)-1,4-ジヒドロ-1β,4β-エポキシナフタレン

引用文献 (25件)：

• The MIZOROKI-HECK Reaction, M. Oestreich, Ed. (Wiley, New Jersey, 2009).
• Y. Fujiwara, I. Moritani, S. Danno, R. Asano, S. Teranishi, J. Am. Chem. Soc. 91(25), 7166-7169 (1969).
• S. Murai, F. Kakiuchi, S. Sekine, Y. Tanaka, A. Kamatani, M. Sonoda, N. Chatani,Nature 366(6455), 529-531 (1993).
• M. Miura, T. Tsuda, T. Satoh, M. Nomura, Chem. Lett. 26(11), 1103-1104 (1997).
• K. Ueura, T. Satoh, M. Miura,Org. Lett. 9(7), 1407-1409 (2007).

タイトルに関連する用語 (5件)： C-H活性化 ,  ロジウム触媒 ,  炭素 ,  水素結合 ,  誘導体化