抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Al-Zn-Mg合金はその優れた時効硬化性により商用アルミニウム合金の中で最高の比強度を持つことが知られている。最近,いくらかの研究者たちが,時効硬化処理よりも典型的な重塑性変形の一つである高圧ねじり(HPT)によってAl-Zn-Mg合金のより高い強度を報告してきた。しかしながら,実用部品を製造するためにHPT処理を実施することは困難である。その上,高強度Al-Zn-Mg合金は湿潤環境においてしばしば水素脆性を示す。本研究においては,Al-8%Zn-2%Mg-2%Cu-0.15%Zr合金の強度と水素脆性耐性に及ぼす冷間圧延の効果を,乾燥窒素ガスおよび90%相対湿度の湿潤空気環境においていくつかの初期歪速度での引張試験によって調べた。65%の冷間圧延した試験片はピーク時効条件で熱処理した試験片よりも高い強度を示す。冷間圧延試験片は水素脆性感受性が無いことが注目される。(翻訳著者抄録)