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J-GLOBAL ID：201902228197004619   整理番号：19A2077364

部分観測マルコフ決定過程に基づくサイバー攻撃のモデル化

Modeling of Cyber Attack Based on POMDP

著者 (2件)： 伊神和馬 (東京電機大) ,  八槇博史 (東京電機大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 139(AI2019 1-18)(Web)  ページ： 77-82 (WEB ONLY)  発行年： 2019年07月15日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サイバー攻撃の一種である標的型攻撃は,個人や組織を標的として定めて高度な技術を駆使して行われるため情報システムにおける大きな脅威となっている.人間である攻撃者は巧妙な手口を用いて標的にマルウェアを送り込み,外部ネットワークからC&Cサーバを介してマルウェアと指令を通信しながら攻撃を行う.マルウェアに人工知能を搭載することにより,マルウェアが攻撃者からの指令を通信せずに自律的に行動を判断して実行するような標的型攻撃が自動化されるシナリオが考えられる.部分観測マルコフ決定過程に基づいて標的型攻撃をモデル化することにより,標的型攻撃の自動化を実現できる.したがって,自動化された攻撃に対して有効な対策について考察する必要がある.(著者抄録)

シソーラス用語： 行為 ,  *Markov過程 ,  *モデリング ,  対策 ,  性質 ,  賃金 ,  移動 ,  *マルウェア ,  コンピュータウイルス ,  サイバー攻撃 ,  標的型攻撃対策 ,  自律性 ,  インセンティブ
準シソーラス用語： 部分観測Markov決定過程 ,  報酬 ,  状態遷移

分類 (2件)： オペレーションズリサーチ一般  (KA03010Q) ,  計算機利用技術一般  (JE01000C)

引用文献 (10件)：

• L. P. Kaelbling, M. L. Littman, and A. R. Cassandra, “Planning and acting in partially observable stochastic domains,” Artificial Intelligence, vol.101, no.1-2, pp.99-134, May 1998.
• E. W. Dijkstra, “A Note on Two Problems in Connexion with Graphs,” Numerische Mathematik, vol.1, no.1, pp.269-271, Dec.1959.
• 齊藤悠希, 八愼博史, ′′自動プランニングを用いたサイバー攻撃手順の生成,′′ コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集, 2号, pp.1319-1326, Oct. 2016.
• R. E. Korf, “Linear-space best-first search,” Artificial Intelligence, vol.62, no.1, pp.41-78, July 1993.
• S.Brahma, 八愼博史, ′′動的プランニングを用いたサイバー攻撃経路の自動生成,′′ 第17回情報科学技術フォーラム, 分冊4, no.L-020, pp.177-184, 2018.

タイトルに関連する用語 (3件)： 部分観測マルコフ決定過程 ,  サイバー攻撃 ,  モデル化