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J-GLOBAL ID：201902228514630242   整理番号：19A2083414

赤潮藻類の光応答

著者 (3件)： 紫加田知幸 (水産研究・教育機構 瀬戸内海区水研) ,  湯浅光貴 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  西山佳孝 (埼玉大 大学院理工学研究科)
資料名： 光合成研究  (Journal of the Japanese Society of Photosynthesis Research)
巻： 29  号： 2  ページ： 147-155  発行年： 2019年08月31日 
JST資料番号： L7630A  ISSN： 1884-2852  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・微細藻類の大増殖により海水の色が変化し,漁業などに悪影響を及ぼす赤潮の発生の原因となる微細藻類の光応答に関する知見を以下の点を中心にまとめた解説。
・赤潮を引き起こす微細藻類(赤潮藻)は独立栄養性あるいは混合栄養性であって,光合成に依存して増殖。
・赤潮の頻発する光環境の変化の大きい沿岸域の環境への赤潮藻の適応と,
・光環境が赤潮藻の休眠期細胞の発芽や遊泳に及ぼす影響。
・代表的な赤潮藻(ラフィド藻,珪藻,渦鞭毛藻)における光応答についての新たな知見の解説。

シソーラス用語： *赤潮 ,  藻類 ,  応答 ,  独立栄養 ,  混合栄養 ,  *光合成 ,  環境 ,  細胞 ,  植物性鞭毛虫類 ,  光環境 ,  *微細藻類 ,  珪藻植物門 ,  渦鞭毛藻綱 ,  ラフィド藻綱 ,  シスト ,  植物 ,  隠花植物 ,  微生物 ,  原生動物 ,  鞭毛虫類
準シソーラス用語： 珪藻類 ,  渦鞭毛虫類 ,  ラフィド藻類 ,  渦鞭毛藻類 ,  沿岸域環境 ,  休眠期細胞 ,  *光応答

分類 (4件)： 生態系  (EE01040P) ,  植物生態学  (EE02000E) ,  光合成  (EB10020I) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

引用文献 (56件)：

• Anderson, D.M. (1997) Turning back the harmful red tide. Nature 388, 513.
• Anderson, D.M., and Wall, D. (1978) Potential importance of benthic cysts of Gonyaulax tamarensis and G. excavata in initiating toxic dinoflagellate blooms. J. Phycol. 14, 224-234.
• MaQuoid, M.R. and Hobson, L.A. (1996) Diatom resting stages. J. Phycol. 32, 889-902.
• Anderson, D.M., Taylor, C.D., Armbrust, E.V. (1987) The effects of darkness and anaerobiosis on dinoflagellate cyst germination. Limnol. Oceangr. 32, 340-351.
• 今井一郎、伊藤克彦、安楽正照(1984)「播磨灘におけるChattonella耐久細胞の分布と発芽温度」日本プランクトン学会報 31, 35-42.

タイトルに関連する用語 (3件)： 赤潮 ,  藻類 ,  光応答