文献

J-GLOBAL ID：201902229173608547   整理番号：19A1164434

カーブの平面曲線半径に適した減速マーク表示の配列に関する屋外実験研究

Field Test Study on Patterns of Speed Reduction Markings Adjusted According to Curve Radius

著者 (6件)： 四辻裕文 (神戸大学大学院工学研究科) ,  XING Jian (高速道路総合技術研究所) ,  喜多秀行 (神戸大学大学院工学研究科) ,  米村圭一郎 (片平新日本技研 東京本店) ,  甲斐穂高 (高速道路総合技術研究所) ,  松本猛秀 (片平新日本技研 大阪支店)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 5  号： 4  ページ： A_32-A_41(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,カーブ手前の直線区間に設けた減速マーク表示(SRM)のライン間隔の配列について,カーブの平面曲線半径に応じてカーブ進入前に安全に減速させる最適な配列に着目する。研究目的は,配列の影響が無くても曲線半径に依って車両は減速するというカーブの影響を IV 法とDID 法によって除去しつつ,カーブに応じてどのように配列を変えるべきかを屋外実験で検証することである。結果,本実験に限れば,比較的小さなカーブ半径(300m)の場合,約 90~100km/h 又は約 100~110km/h の車速でカーブに接近する運転者に対して,パターン End(SRM 設置区間の前半の区間よりも後半の区間においてライン間隔減少率が大きくなるパターン)の減速効果がパターン Beginning の効果よりも高くなる点,比較的大きな半径(600m)の場合,2 種類のパターンの効果に統計的差異はない点,が判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *自動車 ,  *走行性能 ,  *曲線路 ,  *減速 ,  *実験 ,  *半径 ,  *曲線半径 ,  *野外実験
準シソーラス用語： *屋外実験

著者キーワード (10件)： 路面標示 ,  因果効果 ,  屋外実験 ,  差分の差分法 ,  操作変数法 ,  Road Marking ,  Causal Effect ,  Field Test ,  Difference-in-differences Method ,  Instrumental Variable Method

分類 (1件)： 走行性能  (QG02020S)

引用文献 (15件)：

• 1) Denton, G.G.: The Influence of Visual Pattern on Perceived Speed at Newbridge M8 Midlothian, TRRL Report LR531, TRRL, 1973.
• 2) 伊藤博:アロー型減速マーキングの設計,交通工学,30 (2),13-20,1995.
• 3) Charlton, S.G.: The role of attention in horizontal curves: a comparison of advance warning, delineation and road marking treatment, Accident Analysis & Prevention, 39 (5), 873-885, 2007.
• 4) 韓亜由美,小野晋太郎,佐々木正人,須田義大,池内克史,玉木真,大貫正明,小島朋己,絹戸綾子:視知覚情報にもとづく道路シークエンスデザインによる走行制御効果の検証,生産研究,63 (2),247-252,2011.
• 5) Ding, H.,Zhao, X.,Rong, J.,Ma, J.: Experimental research on the effectiveness of speed reduction markings based on driving simulation: a case study, Accident Analysis & Prevention, 60, 211-218, 2013.

タイトルに関連する用語 (6件)： カーブ ,  曲線半径 ,  減速 ,  マーク ,  屋外実験 ,  研究