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J-GLOBAL ID：201902229534800181   整理番号：19A1695431

MMSのレーザスキャナ性能と計測精度との関係に関する基礎的研究

著者 (6件)： 藤村大輔 (日本大 大学院理工学研究科) ,  山口裕哉 (朝日航洋) ,  白石宗一郎 (朝日航洋) ,  岩上弘明 (ニコン・トリンブル) ,  佐田達典 (日本大 理工) ,  江守央 (日本大 理工)
資料名： 応用測量論文集  (JAST)
巻： 30  ページ： 85-96  発行年： 2019年07月30日 
JST資料番号： L2779C  ISSN： 2185-1867  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・MMS(Mobile Mapping System)のレーザスキャナ性能と計測精度との関係に関する基礎的研究を紹介。
・MMSとは,移動しながら道路周辺の地形や地物等を計測し,3次元点群データを取得するシステムで,道路台帳の作成や基盤地図の整備に活用。
・国土交通省では,土工事における生産性向上を目的として推進しているi-Constructionでの活用に期待。
・本研究は,MMSの計測装置のうち,主要な役割を担うレーザスキャナの性能向上に伴う計測精度の影響について,基礎的な実験により検証。
・実験概要は,性能の異なるレーザスキャナを搭載したMMS(MX8,MX9)を2台走行させて,複数のターゲットを計測する実験を行い,計測したデータにより相対精度・絶対精度・照射点密度の3項目を比較。
・機種別では,相対精度・絶対精度ともMX9の方がMX8より標準偏差が小さく精度が良く,その要因はMX9の方がレーザ測距確度が2mm良いことが要因。
・発射数が多い方が照射点密度が多くなるため精度が向上。
・周波数別で絶対精度を比較すると,200Hzで計測したときの方が100Hzで計測したときに比べ精度が良い。

シソーラス用語： 計測システム ,  GPS ,  *移動体 ,  *レーザスキャナ ,  *性能 ,  *測定精度 ,  比較 ,  *精度 ,  *照射 ,  密度 ,  *周波数
準シソーラス用語： MMS ,  *モービルマッピングシステム ,  計測精度 ,  関係

分類 (3件)： 測地学  (DC02000X) ,  測量学一般  (RC02010W) ,  レーザの応用  (BD04100V)

引用文献 (10件)：

• 国土交通省: 移動計測車両による測量システムを用いる数値地形図データ作成マニュアル(案), https://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/download/mms_manual.pdf, (入手 2019.1).
• 国土交通省: i-Constructionの推進状況, http://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/pdf/01.3_kikaku_siryou1.pdf, (入手 2019.1).
• 国土交通省: 「モービル・マッピング・システム(MMS)を用いて舗装の3次元データで計測、評価できる技術」の現場試行の技術公募を開始します, http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000107.html, (入手 2019.1).
• 白井美由貴,佐田達典,池田隆博: モバイルマッピングシステムの各種走行状条件下における路面標高計測実験, 土木学会第67回年次学術講演会, pp.547-548, 2012.
• 岡本直樹,佐田達典,江守央: モバイルマッピングシステムの走行速度の違いによる標定点を用いた補正効果の検証, 土木情報学シンポジウム講演集, Vol.41, pp.35-38, 2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： MMS ,  レーザスキャナ ,  計測精度 ,  基礎的研究