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J-GLOBAL ID:201902231345299114   整理番号:19A2685937

インドネシア,北東ジャワ盆地における漸新世-中新世のKujung累層の石灰岩と苦灰岩の堆積作用と続成作用の歴史

Depositional and diagenetic history of limestones and dolostones of the Oligo-Miocene Kujung Formation in the Northeast Java Basin, Indonesia
著者 (4件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: e12326  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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台地型炭酸塩の岩質学的および地球化学的特徴は,地球規模の気候と広域的環境条件の特性を記録しており,また続成史と孔隙率の変化を再現するが,これは炭化水素貯留層としての可能性を評価するのに不可欠である。本研究では,潜在的に重要な炭化水素貯留層である北東ジャワ盆地の漸新世-中新世Krunji層の台地型炭酸塩を調べた。東ジャワのKranjiにおける厚さ283m断面の炭酸塩シーケンスは,3つの岩質学的ユニットに細分される:すなわち,上位に向かって,石灰岩ユニット1,苦灰岩ユニット2,石灰岩ユニット3である。保存の良い方解石試料のストロンチウム同位体比は,チャッティアン期(漸新世後期)からバーディガリアン期(中新世前期)までの堆積期を示し,これは有孔虫群集の年代と一致している。ユニット1は低孔隙率の石灰岩から成り,そこでは,地表露出する2層準が,基質部が赤色であるという産状と低いδ13C値によって識別される。ユニット2は苦灰岩質岩から成り,粗粒方解石粒子が認められ,交差成層構造を示す。このユニットが苦灰岩化作用を被っている事を考慮すると,ユニット2の堆積物は初期には浸透性であり,浅瀬環境で堆積したらしい。その上位の,アキタニアン期-バーディガリアン期のユニット3は,高度に粒状の組織で特徴付けられる。高い孔隙率と一定して低いδ13C及びδ18O値は,ユニット3がチャッティアン期のユニット1より強い天水性続成作用を被った事を示す。これは,海水準変動を増幅させた漸新世/中新世遷移の間の南極氷床拡大の結果と思われる。ユニット2苦灰岩は高いδ13C値とδ18O値,及び高い87Sr/86Sr比を有し,これはユニット3の堆積の後に,中新世中-後期(バーディガリアン期-トートニアン期)に浸透性の堆積岩体へ海水が還流した結果である。Kujung層の孔隙率と浸透率は,当初堆積学的過程によって制御されたが,後の続成作用過程によって大きく変化した。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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堆積環境,層相 

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