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J-GLOBAL ID：201902234502275517   整理番号：19A1176363

皮質体性感覚野の身体表現理解を促すFace Homunculus Viewer

Face Homunculus Viewer for Understanding Body Representation in the Primary Somatosensory Cortex

著者 (6件)： 上田祥代 (豊橋技術科学大学) ,  吉田成朗 (東京大学) ,  渡邊淳司 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所) ,  池田まさみ (十文字学園女子大学) ,  茅原拓朗 (宮城大学) ,  北崎充晃 (豊橋技術科学大学)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌(Web)  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan (Web))
巻： 24  号： 1  ページ： 3-12(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1092A  ISSN： 2423-9593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒトの一次体性感覚皮質は全ての身体部分(体性局在)の組織化トポロジーマップに対応する。しかし,脳内身体部分の代表的割合は物理的身体のそれと異なる。この歪んだ表現は皮質人体模型と呼ばれる。広範な皮質表現による身体部分はより大きな空間分解能感度を有する。今回,感度パラメータを用いて任意顔画像を人体模型状顔に修正できるFace Homunculus Viewerソフトウェアを開発した。このソフトウェアを用いて,小児と成人の様々な身体部分の皮質人体模型と感度差の理解を支援した。参加者が前腕,口唇および前頭部における2点識別閾値を測定し,個人化人体模型を創製する幾つかのワークショップが開催された。このソフトウェアは,それ自身の具体化経験を通して人間の脳内の体性感覚知覚の機構に関するユーザ知識に貢献する可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 頭頂葉 ,  大脳皮質 ,  *表現 ,  身体部位 ,  空間分解能 ,  生体モデル ,  最小弁別値 ,  ソフトウェア開発 ,  *顔画像 ,  情報処理 ,  神経生理 ,  理解 ,  バーチャルリアリティ ,  ユーザインタフェイス ,  *画像補正 ,  *身体表現 ,  人体模型 ,  脳内情報処理 ,  感覚運動皮質 ,  体性感覚皮質 ,  大脳半球 ,  皮質 ,  終脳
準シソーラス用語： 感覚野 ,  *画像修正 ,  自己理解 ,  体性感覚野

著者キーワード (5件)： 皮質のヒト ,  一次体性感覚野 ,  タッチ ,  具体化 ,  学習

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (30件)：

• [1] Weber, E. H.: The sense of touch (HE Ross, Ed. & Trans.). London: Academic. (1978) (Original work published 1834).
• [2] Vierordt, K.: Die Abhängigkeit der Ausbildung des Raumsinnes der Haut von der Beweglichkeit der Körpertheile. Zeitschrift für Biologie, 6, 53-72. (1870).
• [3] Weinstein, S.: Intensive and extensive aspects of tactile sensitivity as a function of body part, sex and laterality. The Skin Senses (p195-222). Springfield: Illinois. (1968).
• [4] Cohen, M. S., & Bookheimer, S. Y.: Localization of brain function using magnetic resonance imaging. Trends in Neurosciences, 17(7), 268-277. (1994).
• [5] Garey, L. J.: Brodmann's 'Localisation in the Cerebral Cortex'. London: Imperial College Press. (1999).

タイトルに関連する用語 (5件)： 皮質 ,  体性感覚野 ,  身体表現 ,  理解 ,  FACE