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J-GLOBAL ID：201902234782221368   整理番号：19A0160217

超Eddington降着流と流出の系統的二次元放射流体力学シミュレーション:スリム円盤モデルとの比較

Systematic two-dimensional radiation-hydrodynamic simulations of super-Eddington accretion flow and outflow: Comparison with the slim disk model

著者 (4件)： KITAKI Takaaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MINESHIGE Shin (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OHSUGA Ken (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  KAWASHIMA Tomohisa (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 70  号： 6  ページ： 108.1-108.16  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一次元スリム円盤モデルは,ある程度まで超Eddington降着のグローバル放射-流体力学シミュレーションの多次元結果を再現する。この問題を念頭に置いて,(10-10⁷) M_(Sun)の種々のブラックホール質量と(1.4 × 10²-5.6 × 10³) L_Edd/c²の質量降着率(L_EddとcはEddington光度と光速度)に対する非自転ブラックホールへの降着流の系統的シミュレーション研究を行った。大規模な流出構造を適切に解決するために,以前の大部分の研究より大きい3000rS(ここで,rSはSchwarzschild半径である)の空間をカバーするためにシミュレーションボックスを広く拡張し,外部シミュレーション境界から注入されたガスに比較的大きな角運動量をとることができるようにした。遠心力が重力をバランスさせるために採用したKeplerian半径はr_K = 300 r_Sである。注入された質量は最初に落下し,この半径の周りに蓄積され,次に粘度を介して中心ブラックホールに向かってゆっくりと降着した。逆およびバルクCompton散乱を考慮して,このような降着過程をシミュレートした。シミュレートされた降着流はr_qss ~ 200 r_S内側で準定常状態にある。この半径の範囲内で,流れ特性は全体として,基礎となる円板の半径方向密度分布がかなり平坦なρ α r^-0.73(スリム円盤モデルにおけるcfραr^-3/2)を除いて,スリム円盤モデルにより記述されたものと良く一致した。以前の研究と異なり,r~200r_S内側から非常に弱い流出を見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *降着円盤 ,  Compton散乱 ,  *計算機シミュレーション ,  密度分布 ,  *ブラックホール ,  Schwarzschild半径 ,  角運動量 ,  遠心力 ,  放射
準シソーラス用語： 降着流 ,  *スリム円盤 ,  *流体力学シミュレーション

分類 (2件)： 恒星  (DB05000P) ,  一般相対論及び重力理論  (BA07030F)

タイトルに関連する用語 (7件)： 降着流 ,  流出 ,  系統 ,  放射 ,  流体力学シミュレーション ,  スリム円盤 ,  モデル