抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道,十勝地域の大規模畑作地帯における農家による販売多様化活動の背景を明らかにし,評価した。北海道中小企業家同友会とかち支部内で,販売多様化活動に従事していると思われる農場管理グループに加入している農家に焦点を当てた。農業協同組合からの収入のさらなる増加を期待できず,より多くの農地を獲得する期待はないため,農家は販売多様化活動に従事している。その結果,対象となる農場主は,販売多様化活動に従事している20~40歳の年齢層である。それらは,主に,十勝地域における地域の農産物直売所やスーパーマーケットに対して,農産物を出荷している。それらはまた,販売業者と特別な取引会社との繋がりにより,販売を確保した。いくつかは,それらの販売多様化活動の一部として,住宅地域において加工場とカフェを建設した。そのような販売多様化活動は,農家に対するより高い収入を可能にする。しかし,販売先を確保し,それらの継続性を確保することは不安定な要因である。この理由のために,安定した収入を確保しながら,農協出荷と販売の多様化活動をバランスさせることは,将来において重要な課題になるであろう。農業経営グループに属するメンバー間で作られた繋がりについて強調した。販売多様化活動に貢献する他産業との繋がりも強調した。(翻訳著者抄録)