文献

J-GLOBAL ID：201902235614268483   整理番号：19A0098819

住民の水防災意識の向上に向けたマイ・タイムライン開発のための社会実験

SOCIAL EXPERIMENT FOR MY-TIMELINE DEVELOPMENT TO IMPROVE RESIDENTS AWARENESS OF FLOOD DISASTER PREVENTION

著者 (12件)： 里村真吾 (国土交通省関東地方整備局 下館河川事務所) ,  須藤純一 (国土交通省水管理・国土保全局 治水課) ,  伊藤克雄 (国土交通省関東地方整備局 常陸河川国道事務所) ,  平出亮輔 (国土交通省国土技術政策総合研究所 下水道研究部 下水道研究室(前 国土交通省関東地方整備局 下館河川事務所 調査課)) ,  神達岳志 (常総市) ,  溝上博 (常総市 市長公室 防災危機管理課) ,  小林弘 (常総市 市長公室 防災危機管理課) ,  川島宏一 (筑波大学 システム情報系) ,  白川直樹 (筑波大学 システム情報系) ,  伊藤哲司 (茨城大学 人文社会科学部) ,  富岡秀顯 (一般財団法人河川情報センター 流域情報事業部) ,  鮎川一史 (一般財団法人河川情報センター 流域情報事業部)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 3  ページ： 83-94(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成27年9月関東・東北豪雨災害により,茨城県常総市では市の面積のおよそ三分の一が浸水し,避難の遅れや孤立が発生した.これを踏まえ,逃げ遅れゼロを目指して,住民一人ひとりが自分自身の家族構成や生活環境に合った避難に必要な情報・判断・行動を把握し,自分の逃げ方を手に入れるためのマイ・タイムラインの検討手法を開発した.開発に当たっては,のべ165人の常総市住民の参加を得てマイ・タイムラインを検討しており,参加住民のアンケート結果等から,検討の過程で水害リスクに関する知識と心構えが共有され,避難等の危機管理に関する住民自身の具体的な防災行動が事前に整理され,備えられることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： 住民 ,  水防作業 ,  意識 ,  *水害 ,  *住民意識 ,  災害対策 ,  *行動計画 ,  避難 ,  リスク ,  リスク管理
準シソーラス用語： *タイムライン ,  意識向上 ,  水害リスク ,  防災意識

著者キーワード (5件)： The Kinugawa River ,  My-TimeLline ,  evacuation from flood ,  social experiment ,  awareness of flood disaster prevention

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (10件)：

• 1) 社会資本整備審議会:大規模氾濫に対する減災対策のための治水対策のあり方について~社会意識変革による「水防災意識社会」の再構築に向けて~,p. 5, 2015.
• 2) 常総市マイ・タイムライン検討会:みんなでタイムラインプロジェクト 常総市モデル地区における検討の記録,pp. 2-3, 2017.
• 3) 国土交通省・防災関連学会合同調査団:米国ハリケーン・サンディに関する現地調査報告書(第二版),pp. 28-30, 2013.
• 4) 里村真吾,狩野豊,香取孝史,佐藤希世,代島昌泰,中村良二,宮崎達也,幸弘美,町田岳,竹下幸美:関係機関と一体で取り組む荒川下流域におけるタイムラインの策定手法について,河川技術論文集,第22巻,pp. 367-372, 2016.
• 5) 里村真吾,狩野豊,香取孝史,佐藤希世,代島昌泰,中村良二,宮崎達也,町田岳,幸弘美,竹下幸美:荒川下流域におけるタイムラインの運用について,土木学会平成28年度全国大会第71回年次学術講演会講演概要集,pp. 295-296, 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 住民 ,  水 ,  防災意識 ,  タイム ,  開発 ,  社会実験