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J-GLOBAL ID:201902236736239087   整理番号:19A1474745

エジプトのナイルデルタにおける三次水路レベルでの灌漑性能の調査

Investigation of irrigation performance at the tertiary canal level in the Nile Delta of Egypt
著者 (7件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 69-74  発行年: 2019年 
JST資料番号: U1595A  ISSN: 1611-2490  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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エジプトのナイルデルタにおける灌漑改善計画(IIP)の目的の一つは,灌漑基礎設備を改善することにより,均等な水分布を促進し,農場内灌漑管理を改善することである。水稲はエジプトにおける主要な夏作物であり,他の作物と比較して大量の水を消費することから,著者らは,夏季における農民の灌漑実施を監視し,ダカール支線用水路における充分で均等な水分布の程度を調べた。IIP下で改善された3つの三次運河を,上流,中流,および下流からダカール支線用水路に沿って選択した。水供給定量化においてポンプ運転を監視するために,上流,中流,下流からそれぞれ2つ,3つ,および1つのポンプ場を選択した。作付けパターンとポンプ操作記録を収集した。各作物に対する灌漑水要求量を,UN Food and Agriculture Organization Penman-Monteith法を用いて推定した。その後,水需要に対する水供給の比である水分充足(WS)を計算し,これらの結果に基づき,三次水路間の均等な水分布を評価した。下流三次水路における6月,7月,8月の2年間に渡る中央灌漑期の平均WSは0.75であり,これは不十分であると考えられる一方,上流三次水路と中流三次水路における平均WS値はそれぞれ0.93と0.93であり,充分な量であると考えられた。下流三次水路は,他と比較して,受ける水の量は必要以下であり,そして,この不十分で不均一な供給は,下流における2013年と2014年の平均収率が7.6t ha-1であった一方で,上流と中流のそれらは,それぞれ10.0t ha-1と10.5t ha-1であったことから,イネ収率に影響したと考えられる。この差は有意であった。しかし,2013年における上流三次水路下流のWSと2014年の中流三次水路上流のWSは0.8以下であった。これは三次水路レベルでの作付けパターンの劇的な変化と三次水路への不十分な水供給に起因するものと思われる。Copyright 2019 The International Society of Paddy and Water Environment Engineering Translated from English into Japanese by JST.
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農業土木 
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