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J-GLOBAL ID:201902236776850162   整理番号:19A0144202

脳の制御性T細胞はアストログリオーシスを抑制し,神経学的回復を促進する

Brain regulatory T cells suppress astrogliosis and potentiate neurological recovery
著者 (15件):
資料名:
巻: 565  号: 7738  ページ: 246-250  発行年: 2019年01月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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FOXP3+制御性T(Treg)細胞は,免疫寛容の維持に加えて,組織の恒常性やリモデリングにおいて特化した機能を遂行している。しかし,正常な状態では脳のTreg細胞の数が少ないために,脳のTreg細胞の特徴や機能はほとんど解明されていない。今回我々は,虚血性脳卒中後のマウス脳にはTreg細胞が大量に蓄積しており,これによって虚血性脳障害の慢性期に神経学的回復が促進されることを示す。脳のTreg細胞は,内臓脂肪組織や筋肉などの他の組織のTreg細胞に類似しているが,明らかに異なる性質も有し,セロトニン受容体5-HT7をコードするHtr7を含む,神経系に関係する独特の遺伝子群を発現している。脳のTreg細胞の増殖は,インターロイキン(IL)-2,IL-33,セロトニン,T細胞受容体認識に依存していて,脳内への浸潤はケモカインであるCCL1およびCCL20によって引き起こされる。脳のTreg細胞は,アンフィレギュリン[上皮増殖因子受容体(EGFR)の低親和性リガンド]の産生によって神経傷害性のアストログリオーシスを抑制する。脳卒中は神経障害の主要原因であり,現在,脳卒中の慢性期における神経障害はリハビリテーション以外の効果的な回復方法がほとんどない。我々の知見は,Treg細胞やその産物が,脳卒中や神経炎症性疾患に対して神経を保護する治療方法になる可能性があることを示唆している。Copyright Nature Japan KK 2019
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分類 (1件):
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中枢神経系 
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