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J-GLOBAL ID：201902237002805772   整理番号：19A2911866

相対する2目標値を含む評価関数を最適化した1入力2出力サーボ型一般化最小分散制御法の設計

Design of Servo Type Single Input Multi Outputs Generalized Minimum Variance Control Including Two Opposite Reference Signal

著者 (1件)： 土井正好 (大阪産業大学工学部機械工学科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 139  号： 11  ページ： 1277-1284(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 船舶は,悪天候における波浪のために大いにローリングした。ローリングは船舶を転倒させ,荷重の崩壊を引き起こす。本研究の目的は船舶のロールを抑制することである。本研究のローリング抑制はステアリングによって制御される。ローリングはステアリングによって抑制できるが,旋回も起こり,船舶はコースから離脱する。本研究では,一般化最小分散制御(GMVC)をステアリングシステムに適用した。GMVCは,追跡誤差と操作量を含むコスト関数を最小化することによって誘導される。さらに,GMVCは,自己回帰(ARX)モデルに基づいている。本研究は,GMVCの新しいアルゴリズムを設計した。ARXモデルは単一入力多出力(SIMO)システムとして表現される。次に,単一入力は船舶のステアリングを意味し,多出力は平均船舶の回転角と回転角速度を意味する。SIMOモデルを船舶の実験によって同定した。提案したGMVCのコスト関数は,圧延抑制項,回転抑制項,および運転量項を持っている。提案したGMVCは,モデル誤差と波浪のローリング効果に対してサーボ型で設計した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *評価関数 ,  *最適化 ,  *システム ,  *分散制御 ,  横揺れ ,  操舵装置 ,  費用関数 ,  自己回帰モデル ,  アルゴリズム ,  *サーボ系 ,  誤差 ,  入力 ,  モデル誤差 ,  制御アルゴリズム ,  操作量 ,  *改変
準シソーラス用語： *SIMOシステム ,  *一般化最小分散制御

著者キーワード (12件)： - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  -

分類 (2件)： サーボ機構  (IC03030Q) ,  船舶性能  (QJ02010Q)

引用文献 (26件)：

• (1) M. Hamamoto and T. Okazaki: “Fin and Rudder Control System for Roll Stabilization”, Transactions of KSNA, Vol. 210, pp. 69-76 (1988) (in Japanese)
• 浜本剛実・岡崎 正:「フィンスタビライザーと舵による横揺の制御について」,関西造船協会誌,Vol. 210, pp. 69-76 (1988)
• (2) Y. Ikeda and M. Harada: “Effect of Sway Motion on Roll Reduction Performance of an Anti-Rolling Tank”, Transactions of JASNOE, Vol. 1, pp. 119-125 (2005) (in Japanese)
• 池田良穂・原田真帆:「アンチローリングタンクの減揺効果に及ぼす左右揺れの影響」,日本船舶海洋工学会論文集,Vol. 1, pp. 119-125 (2005)
• (3) H. Sasaki and R. Watanabe: “Active Rolling Control of Ship-Design of Control System in Consideration of Motion Range of Mass”, IEEJ Trans. EIS, Vol. 120, No. 11, pp. 1382-1390 (2000) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： 目標値 ,  評価関数 ,  最適化 ,  一般化 ,  最小分散 ,  制御法 ,  設計