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J-GLOBAL ID：201902238836565631   整理番号：19A2186244

広域モバイルネットワークのための不均一遅延トモグラフィー

Heterogeneous Delay Tomography for Wide-Area Mobile Networks

著者 (6件)： KINSHO Hideaki (NTT Network Technology Laboratories, NTT Corporation) ,  TAGYO Rie (NTT Network Technology Laboratories, NTT Corporation) ,  IKEGAMI Daisuke (NTT Network Technology Laboratories, NTT Corporation) ,  MATSUDA Takahiro (Graduate School of Systems Design, Tokyo Metropolitan University) ,  OKAMOTO Jun (NTT Network Technology Laboratories, NTT Corporation) ,  TAKINE Tetsuya (Graduate School of Engineering, Osaka University)
資料名： IEICE Transactions on Communications (Web)  (IEICE Transactions on Communications (Web))
巻： E102.B  号： 8  ページ： 1607-1616(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0467A  ISSN： 1745-1345  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,広域モバイルネットワークにおける通信品質を推定するためのネットワーク監視技術を検討し,そこでは,基地局,ルータ,サーバのような多数の異種構成要素が展開されている。隣接基地局の平均遅延は同程度であり,ほとんどのサーバは小さい遅延で,コアルータでの遅延は無視できると仮定した。これらの仮定の下で,移動端末とサーバ間のエンドツーエンドラウンドトリップ時間(RTT)から各ネットワーク構成要素における平均遅延を推定するために,不均一遅延トモグラフィー(HDT)を提案した。HDTは,RTTsを収集するためにクラウド消費アプローチを採用し,そこでは,自発的なモバイルユーザが,データ収集センターに経験的なRTTsを報告する。収集されたRTTsから,HDTは,グラフフーリエ変換(GFT)ドメインにおける基地局での平均遅延とサーバにおける平均遅延を,圧縮センシング(CS)によってサーバでの平均遅延を推定する。クラウドソーシングアプローチにおいて,HDTの性能は,自発的モバイルユーザが不均等に分布しているときに劣化する可能性がある。この問題を解決するために,著者らはさらに,自発的モバイルユーザの数を考慮することによってHDTを拡張した。シミュレーション実験により,HDTの性能を評価した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *WAN【通信】 ,  *通信網 ,  *不均一性 ,  *遅れ ,  *トモグラフィー ,  品質 ,  時間 ,  Fourier変換 ,  信号再生 ,  信号標本化 ,  基地局
準シソーラス用語： *モバイルネットワーク ,  通信品質 ,  ラウンドトリップ時間 ,  エンドツーエンド遅延 ,  *伝送遅延 ,  圧縮センシング

著者キーワード (5件)： 遅延トモグラフィー ,  グラフFourier変換(GFT) ,  圧縮センシング(CS) ,  クラウド消費 ,  モバイルネットワーク

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (27件)：

• [1] R. Cáceres, N.G. Duffield, J. Horowitz, and D.F. Towsley, “Multicast-based inference of network-internal loss characteristics,” IEEE Trans. Inf. Theory, vol.45, no.7, pp.2462-2480, Nov. 1999. 10.1109/18.796384
• [2] A. Chen, J. Cao, and T. Bu, “Network tomography: Identifiability and Fourier domain estimation,” IEEE Trans. Signal Process., vol.58, no.12, pp.6029-6039, Dec. 2010. 10.1109/tsp.2010.2068294
• [3] M. Coates, A. Hero, R. Network, and B. Yu, “Internet tomography,” IEEE Signal Process. Mag., vol.19, no.3, pp.47-65, May 2002. 10.1109/79.998081
• [4] M.H. Firooz and S. Roy, “Link delay estimation via expander graphs,” IEEE Trans. Commun., vol.62, no.1, pp.170-181, Jan. 2014. 10.1109/tcomm.2013.112413.120750
• [5] F. Lo Presti, N.G. Duffield, J. Horowitz, and D. Towsley, “Multicast-based inference of network-internal delay distributions,” IEEE/ACM Trans. Netw., vol.10, no.3, pp.761-775, Dec. 2002. 10.1109/TNET.2002.805026

タイトルに関連する用語 (5件)： 広域 ,  モバイルネットワーク ,  不均一 ,  遅延 ,  トモグラフィー