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J-GLOBAL ID:201902238906070854   整理番号:19A0880908

ドコサヘキサエン酸はラットにおける絶滅記憶を緩和するために役立つ【JST・京大機械翻訳】

Docosahexaenoic Acid Helps to Lessen Extinction Memory in Rats
著者 (6件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 451  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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記憶消光は,刺激からの応答を切り離すために動物学習者として時間をかけて徐々に減少する学習過程と呼ばれている。ラットを訓練後にショックなしにコンテクストに置くと絶滅が起こる。ドコサヘキサエン酸(DHA,C22:6,n-3)は哺乳類脳における記憶形成に関与する。二方向活性シャトル回避装置において,DHAが消光記憶及びガストリン放出ペプチド受容体(GRPR),脳由来神経栄養因子受容体(BDNFR)チロシンキナーゼ受容体B(TrKB)及びN-メチル-D-アスパラギン酸受容体(NMDAR)サブユニットNR2A及びNR2Bを含む脳認知関連蛋白質の発現に影響するか否かを調べた。また,GRP,BDNF,シナプス後密度蛋白質-95(PSD-95)および小胞アセチルコリン輸送体(VACh)の蛋白質レベル,および脂質過酸化物(LPO)および活性酸素種(ROS)に関する抗酸化能を海馬で調べた。取得期の間,ラットは,DHAの経口投与の12週後に,3つの連続した日(Session S1,S2,およびS3)に対して無条件刺激(UCS足ショック)と対になった条件刺激(CS音)を受けた。3日間隔後に,ラットを2つの絶滅セッション(S4,S5)に再投与し,それぞれ30回のCSのみから構成した。S1における獲得訓練の間,ショック関連回避頻度(獲得記憶)は,対照ラットと比較してDHA投与ラットにおいて有意に高かった。しかしながら,回避周波数はセッションS2とS3における連続取得訓練により減少した。ラットに対する破壊後の消炎セッションを行った場合,DHA投与ラットの条件付け応答(CR)も有意に高かった。興味深いことに,DHA投与ラットでは凍結応答(頻度と時間)も有意に減少し,DHA投与ラットの恐怖ストレス時に高いコーピング能力が存在することを示唆した。DHA処理は,GRPR,BDNF受容体TrKBおよびNMDARサブユニットNR2BのmRNAレベルを増加させた。DHAはまた,GRP,BDNF,PSD-95およびVAChの蛋白質レベル,および海馬における抗酸化能を増加させた。これらの結果は,ストレス障害を治療するためのDHAの有用性を示唆する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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