抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,120歩/分に規定された歩行時の下肢筋筋電図波形に老若男女4群間で差違が存するかを明らかにすることを目的とした。被験者は,神経筋的な既往歴のない健康な青年男性28名,青年女性30名,中高年男性22名,中高年女性22名であった。それらのストライド長,ストライド/身長および歩行速度には有意な群間差を認めなかったが,大腿直筋の波形パターンに定性的な群間差を認めた。この筋は,青年男子の全てのクラスタ波形と青年女子の第1クラスタ波形のいずれも60%ストライド付近に顕著な放電を認めたが,中高年男女のいずれのクラスタ波形にもこの期に放電を認めなかった。以上のことから,4群の歩行パフォーマンスに有意な差違が存しないにもかかわらず,大腿直筋の波形パターンに顕著な群間差が存することを認めた。(著者抄録)