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J-GLOBAL ID:201902239351216872   整理番号:19A1314840

2-ピリミジンチオラート誘導体との立体選択的に形成されたジニトロシル-モリブデン[Mo(二座-N,S)_2(NO)_2]錯体の結晶構造,分光学的研究および光脱ニトロシル化反応【JST・京大機械翻訳】

Crystal structures, spectroscopic studies and photodenitrosylation reactions of stereoselectively formed dinitrosyl-molybdenum [Mo(bidentate-N,S)2(NO)2] complexes with 2-pyrimidinethiolate derivatives
著者 (5件):
資料名:
巻: 165  ページ: 116-124  発行年: 2019年 
JST資料番号: C0301B  ISSN: 0277-5387  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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[Mo(NO)_2]2+とチオラート配位子の反応により,cis(NO,NO)-trans(S,S)-[Mo(dapymt)_2(NO)_2](dapymt=4,6-ジアミノ-2-ピリミジンチオラート)(1)およびcis(NO,NO)-trans(N,S)-[Mo(dmpymt)_2(NO)_2](dmpymt=4,6-ジメチル-2-ピリミジンチオラート)(2)錯体を初めて調製した。これらの錯体をUV-Vis吸収分光法,IR吸収分光法およびX線結晶学を用いて特性化した。dapymt錯体はtrans(S,S)型の立体配置を示し,ジニトロシル錯体cis(NO,NO)-trans(S,S)-[Mo(pymt)_2(NO)_2](pymt=2-ピリミジンチオラート)(3)とcis(NO,NO)-trans(S,S)-[Mo(pyt)_2(NO)_2](pyt=2-ピリジンチオラート)(4)を示した。dmpymt錯体はcis(NO,NO)-trans(N,S)配位の新しい例である。この新しい異性体は,水素結合を形成する能力を欠く立体障害配位子の使用に基づいて選択的に形成された。周囲の光の下で,調製したジニトロシル錯体は二つの一酸化窒素(NO)分子の一つを放出し,次のμ-OH二核錯体[{(ON)Mo(L)_2}(μ-OH)_2](L=dmpymt(2p),pymt(3p)またはpyt(4p))を生成した。可視光による親錯体の照射後,一つのNO配位子が除去され,Mo原子は二つのヒドロキソ配位子により架橋され,対称的Mo_2O_2コアを形成した。時間とともに,錯体はMLCT(Mo→π*(NO))バンドの吸光度の劇的な減少を示した。この光反応において,配位子中のpyri(mi)dine窒素原子の存在が重要であることが分かった。中心モリブデンイオンの一次配位球は6配位構造から7配位構造に変化し,Mo原子周辺の配位構造は歪んだ五角形バイピラミッドのそれであることが観察された。さらに,Mo原子の酸化状態もこの反応で0から+IIまで変化した。1-4,[Mo(o-atp-N,S)_2(NO)_2](o-atp=o-アミノチオフェンオラート)(5), [Mo(o-ap-N,O)_2(NO)_2](o-ap=o-アミノフェノラート)(6)および[Mo(pic-N,O)_2(NO)_2](7)のE_1/2値は,[Mo(NO)_2]2+部分が以下の反応次数に従って容易に酸化できることを示した:6<5<1<4<2,3,7。ジニトロシル錯体における[Mo(NO)_2]2+部分のE_1/2値は脱ニトロシル化反応速度に関連すると考えられる。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第6族,第7族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 

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