非化学量論の有機伝導体(TTT)<sub>2</sub>I<sub>3+δ</sub>(δ≦0.1)の無秩序性に増強された無次元熱電性能指数zT

YOSHINO Harukazu; HASEGAWA Akifumi; KURODA Natsuki; ISHIKAWA Manabu; TANAKA Rika; KOZAKI Masatoshi; NAKANO Yoshiaki; OTSUKA Akihiro; YAMOCHI Hideki

文献

J-GLOBAL ID：201902239933753136 整理番号：19A2513293

非化学量論の有機伝導体(TTT)₂I_3+δ(δ≦0.1)の無秩序性に増強された無次元熱電性能指数zT

Disorder-Enhanced Dimensionless Thermoelectric Figure of Merit _zT of Non-stoichiometric Organic Conductor (TTT)₂I_3+δ (δ ≦ 0.1)

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資料名：
巻： 88 号： 10 ページ： 104708.1-104708.7 発行年： 2019年10月15日
JST資料番号： G0509A ISSN： 0031-9015 CODEN： JUPSA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

非化学量論の有機伝導体(TTT)₂I_3+δ(TTT=テトラチアトラセン,δ≦0.1)に対する無次元の熱電性能指数(zT)と力率(PF)の試料依存性を,小さい単結晶の電気抵抗率(ρ),熱起電力(S),及び熱伝導率を同時に測定して決定した。全ての試料がTTT:I^-₃~2:1(δ~0)のほぼ化学量論組成を持つにもかかわらず,10~310Kの間では,zTとPFの両方が大きな試料依存性を示した。電気伝導率(σ=1/ρ)とSの両方が室温で,無秩序性,すなわち,ヨウ素鎖間の位相不整合がより大きくなると,上昇することが分かった。この挙動は従来型の伝導体でσが上昇するとSが低下する通常の傾向と対照的である。そして,適切な種類の無秩序性を導入して,zTとPFを改善する新しい戦略を提案した。(翻訳著者抄録)

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有機化合物の電気伝導

引用文献 (35件)：

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非化学量論の有機伝導体(TTT)2I3+δ(δ≦0.1)の無秩序性に増強された無次元熱電性能指数zT

非化学量論の有機伝導体(TTT)₂I_3+δ(δ≦0.1)の無秩序性に増強された無次元熱電性能指数zT