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J-GLOBAL ID：201902240251267209   整理番号：19A1622192

出力追従制御を応用したトランスオーラル再生制御器設計における制約緩和

著者 (5件)： 松井健太郎 (NHK 放送技研) ,  伊藤敦郎 (NHK 放送技研) ,  森翔平 (NHK 放送技研) ,  井上正樹 (慶応大) ,  足立修一 (慶応大)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 75  号： 7  ページ： 374-383  発行年： 2019年07月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 出力追従制御を応用した,チャネルベース音響のトランスオーラル再生法を検討している。これまでに提案してきた方法は,仮想音源からの再生を完全に再現する完全出力追従制御を特長とする一方で,その摂動や混入する外乱を増幅するとされる制御器のゲインの抑制が課題であった。本稿では,完全出力追従の制約を緩和し,追従誤差をある程度許容することにより制御器のゲインを抑制する,トランスオーラル再生制御器の設計法を提案する。ラインアレイスピーカを用いた実測と計算機シミュレーションを実施し,提案法により従来法と比較して制御器のゲインを抑制できること,許容する追従誤差を大きくするほどゲイン抑制効果を得られることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *追従制御 ,  *制御装置 ,  音響アレイ ,  計算機シミュレーション ,  数理計画法 ,  不等式 ,  音場 ,  仮想音源 ,  設計法 ,  線形行列不等式 ,  *音響再生 ,  トランスオーラルシステム ,  半定値計画法 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： スピーカアレイ ,  半正定値計画法

分類 (1件)： オーディオ機器  (NC06010U)

引用文献 (29件)：

• [1] 松井健太郎, 菅谷真帆, 足立修一, “出力追従制御を応用したトランスオーラル再生制御器の設計,” 音響学会誌, 73, 281-290 (2017).
• [2] P. L. Falb and W. A. Wolovich, “Decoupling in the design and synthesis of multivariable control systems,” IEEE Trans. Autom. Control, AC-12, 651-659 (1967).
• [3] W. M. Wonham, Linear Multivariable Control: A Geometric Approach, 3rd ed. (Springer-Verlag, Berlin, 1985).
• [4] 山田 功, 木下 航, 菊地聡子, “真にプロパーな離散時間系に対する遅れ型逆システムの一設計法,” 機械学会論文集C編, 69, 1603-1610 (2003).
• [5] 山田 功, 菊地聡子, 戸塚明徳, 木下 航, “真にプロパーな離散時間系に対する安定な遅れ型逆システムの一設計法 (対角化法の提案) ,” 機械学会論文集C編, 70, 407-413 (2004).

タイトルに関連する用語 (7件)： 追従制御 ,  応用 ,  トランスオーラル再生 ,  制御器 ,  設計 ,  制約 ,  緩和