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J-GLOBAL ID：201902240392246742   整理番号：19A1249294

放射光・中性子線で視る磁気 X線磁気円二色性分光を用いた金属磁性体の電界効果素子研究

Device Physics with Electric-Field-Induced Effect on Metallic Magnets Studied by X-ray Magnetic Circular Dichroism Spectroscopy

著者 (7件)： 三輪真嗣 (東大 物性研) ,  三輪真嗣 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  三輪真嗣 (大阪大 スピントロニクス学術連携研究教セ) ,  鈴木基寛 (高輝度光科学研究セ) ,  辻川雅人 (東北大 電通研) ,  辻川雅人 (東北大 スピントロニクス学術連携研究教セ) ,  野崎隆行 (産業技術総合研)
資料名： まぐね  (Magnetics Japan)
巻： 14  号： 3  ページ： 146-152  発行年： 2019年06月01日 
JST資料番号： L5842A  ISSN： 1880-7208  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 室温での磁気的性質の電場制御は,超低消費電力で電気装置の構築を可能にする大きな可能性のために多くの注目を集めている。超薄強磁性金属における電圧制御磁気異方性は,高い書き込み耐久性を有する高速動作が不可欠である不揮発性ランダムアクセスメモリのようなスピントロニクスデバイスの動作のための究極の技術であり得る。この記事では,電圧効果の微視的起源を明らかにするための実験的研究を概説します。具体的には,2種類の電圧効果について検討します。一つはイオンの移動と相関があります。もう1つは純粋に電子的な起源,すなわち軌道磁気モーメントおよび磁気双極子項の電界誘起変化を持ち,それはX線磁気円二色性分光法によって特徴付けることができます。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： スピントロニクス ,  磁性半導体 ,  磁気異方性 ,  磁気円二色性 ,  *偏光測定 ,  電圧制御 ,  トンネル接合 ,  磁気抵抗効果 ,  磁気モーメント ,  磁気双極子 ,  *強磁性体 ,  電場効果 ,  半導体素子 ,  垂直磁気異方性 ,  磁性薄膜 ,  磁気トンネル接合 ,  軌道磁気モーメント ,  *円偏光二色分光法 ,  ハーフメタル磁性体
準シソーラス用語： スピントロニクス素子 ,  *円二色性分光法 ,  X線磁気円二色性分光 ,  電圧制御磁気異方性 ,  半金属磁性体 ,  電界効果素子 ,  XMCD【スペクトル】

分類 (4件)： 磁性体測定技術・装置  (BM06030I) ,  金属の磁気異方性・磁気機械効果  (BM06102S) ,  磁電デバイス  (NC03100X) ,  偏光測定と偏光計  (BD07050K)

引用文献 (41件)：

• S. Yuasa, T. Nagahama, A. Fukushima, Y. Suzuki, and K. Ando: Nat. Mater., 3,868(2004).
• S. S. P. Parkin, C. Kaiser, A. Panchula, P. M. Rice, B. Hughes, M. Samant, and S.-H. Yang: Nat. Mater., 3,862(2004).
• J. A. Katine, F. J. Albert, R. A. Buhrman, E. B. Myers, and D. C. Ralph: Phys. Rev. Lett., 84,3149(2000).
• P. Curie: J. Phys. Theor. Appl.,3,393(1894).
• H. Ohno, D. Chiba, F. Matsukura, T. Omiya, E. Abe, T. Dietl, Y. Ohno, and K. Ohtani: Nature, 408,944(2000).

タイトルに関連する用語 (8件)： 放射光 ,  中性子線 ,  磁気 ,  X線磁気円二色性 ,  分光 ,  磁性体 ,  電界効果素子 ,  研究