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J-GLOBAL ID：201902241781001090   整理番号：19A1475403

テトラゾールを利用するカルボキシ基の光駆動型化学修飾

Phototriggered Functionalization of a Carboxy Group Using a Tetrazole

著者 (1件)： 三代憲司 (金沢大学新学術創成研究機構)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 77  号： 6  ページ： 610-611(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テトラゾールを用いたカルボキシ基の光誘起官能化反応を,水溶液中での蛋白質と高分子材料の官能化のための有用な方法として最近再検討した。テトラゾールの光照射により,高反応性ニトリルイミンが高効率的に生成する。生成したニトリルイミンはカルボン酸と反応してアシルオキシヒドラゾンを生成し,それはアシル転位を受けて安定なジアシルヒドラジドを与える。本レビューは,蛋白質の光親和性標識への反応の応用,および官能化材料の調製に関する基礎的情報をレビューする。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 化学合成 ,  光照射 ,  *官能化 ,  タンパク質 ,  *光親和性標識 ,  窒素複素環化合物 ,  カルボン酸 ,  *カルボキシ基 ,  ヒドラジド ,  多窒素化合物 ,  化学修飾 ,  ポリアクリル酸 ,  高分子材料 ,  酸ヒドラジド ,  *テトラゾール類
準シソーラス用語： *テトラゾール誘導体

分類 (1件)： その他の2ヘテロ原子以上の五員複素環化合物  (CF07085F)

物質索引 (1件)： ダサチニブ

引用文献 (6件)：

• 1) H. Meier, W. Heinzelmann, H. Heimgartner, Chimia, 34, 506 (1980)
• 2) Z. Li, L. Qian, L. Li, J. C. Bernhammer, H. V. Huynh, J.-S. Lee, S. Q. Yao, Angew. Chem. Int. Ed., 55, 2002 (2016)
• 3) S. Zhao, J. Dai, M. Hu, C. Liu, R. Meng, X. Liu, C. Wang, T. Luo, Chem. Commun., 52, 4702 (2016)
• 4) A. Herner, J. Marjanovic, T. M. Lewandowski, V. Martin, M. Patterson, L. Miesbauer, D. Ready, J. Williams, A. Vasudevan, Q. Lin, J. Am. Chem. Soc., 138, 14609 (2016)
• 5) C. Heiler, J. T. Offenloch, E. Blasco, C. Barner-Kowollik, ACS Macro Lett., 6, 56 (2017)

タイトルに関連する用語 (4件)： テトラゾール ,  カルボキシ基 ,  光駆動 ,  化学修飾