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J-GLOBAL ID：201902242019646291   整理番号：19A2070620

熊谷地方気象台周辺域における地上気温の空間的なばらつきの評価

Investigation of Spatial Variation in Surface Air Temperature Surrounding the Kumagaya Meteorological Office

著者 (3件)： 中村祐輔 (立正大学大学院地球環境科学研究科博士後期課程院生) ,  重田祥範 (公立鳥取環境大学環境学部准教授) ,  渡来靖 (立正大学地球環境科学部教授)
資料名： E-Journal GEO (Web)  (E-Journal GEO (Web))
巻： 14  号： 1  ページ： 213-222(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0152A  ISSN： 1880-8107  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地上気温観測において,その観測値は周辺環境に大きく影響される.観測点周辺の土地利用は一般的に不均一であるために,その影響を受けた気温のばらつきを評価することは観測値の空間代表性を理解する上できわめて重要である.そこで本研究では,一つの気温観測所周辺域で発生する気温のばらつきを評価することを目的に地上気温の多地点観測を行なった.観測は,熊谷地方気象台の周辺域において2014年3月1日から2015年2月28日にかけて実施された.観測の結果,観測領域内の気温のばらつきは年平均で1°C程度であることが示された.さらに,熊谷地方気象台が位置する地点の気温は,観測領域内において恒常的に高い傾向を示した(平均+0.4°C).そして,領域内における気温のばらつきの要因としては都市が影響していることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： 埼玉県 ,  *気象観測 ,  *地表気温 ,  都市気象 ,  ヒートアイランド ,  平均気温 ,  最低気温 ,  最高気温 ,  土地利用 ,  熊谷市

著者キーワード (8件)： 気温の空間的なばらつき ,  高密度観測 ,  都市ヒートアイランド ,  熊谷地方気象台 ,  spatial variation in air temperature ,  high-density observation ,  urban heat island ,  Kumagaya Meteorological Office

分類 (1件)： 局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (10件)：

• 石黒 光・高木直樹 2009. 全国の気象観測点における周囲300 mの範囲内の土地被覆状況と地域微気候の関係.日本建築学会環境系論文集644: 1173-1178.
• 気象測器検定試験センター 2013. 気温観測用通風筒の特性調査.測候時報80: 15-32.
• 気象庁 1998. 気象観測の手引き.気象庁,https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku_guide/tebiki.pdf(2018/11/20閲覧)
• 気象庁 2008. アメダスデータ等統合処理システムの運用開始について.気象庁発表資料,https://www.jma.go.jp/jma/press/0803/07b/amedas080306.html(2018/11/20閲覧)
• 気象庁観測部 2014. 「東京」の観測地点の移転について.気象庁,https://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/koushu141114/shiryou1.pdf(2018/11/20閲覧)

タイトルに関連する用語 (7件)： 熊谷 ,  地方 ,  気象台 ,  周辺 ,  地上気温 ,  ばらつき ,  評価