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J-GLOBAL ID:201902245365609585   整理番号:19A1648224

マイクロRNA-155はミクログリアにおいて肝臓X受容体αを標的とすることにより熱ストレス誘導炎症を促進する【JST・京大機械翻訳】

MicroRNA-155 Promotes Heat Stress-Induced Inflammation via Targeting Liver X Receptor α in Microglia
著者 (11件):
資料名:
巻: 13  ページ: 12  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7064A  ISSN: 1662-5102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:ミクログリア細胞の神経炎症反応は,熱脳卒中により生じる脳機能不全の過程で重要な役割をする。マイクロRNAは複雑なシグナル伝達ネットワークに関与し,神経炎症調節因子として同定されている。本研究では,熱ストレスを受けたミクログリアにおける炎症反応におけるマイクロRNA-155の生物学的役割を決定し,根底にある機構を探索した。【方法】マイクロRNA-155模倣体および阻害剤を用いて,マイクロRNA-155発現を別々に上方制御または下方制御した。BV-2ミクログリア細胞(BV-2細胞)の活性化状態を,ミクログリアマーカーCD11bとCD68を用いた免疫反応により評価した。誘導されたインターロイキン-1β(IL-1β),インターロイキン-6(IL-6)および腫瘍壊死因子-α(TNF-α)のレベルを,リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)および酵素結合免疫吸着検定法(ELISAs)を用いて測定した。核因子κB(NF-κB)シグナル伝達蛋白質の活性化を,阻害κBアルファ(IκBα)およびNF-κB p65リン酸化およびp65リン酸化抗体を用いた間接免疫蛍光分析に対するウエスタンブロット法により評価した。ルシフェラーゼレポーターアッセイを用いて,マイクロRNA-155の標的遺伝子として肝臓X受容体α(LXRα)を検証した。結果:熱ストレスはIL-1β,IL-6およびTNF-αの放出を有意に誘導し,CD11bおよびCD68の発現を増加させた。加えて,IκBαとNF-κB p65リン酸化は熱ストレスにより劇的に増加し,マイクロRNA-155発現も上昇した。熱ストレスを受けたミクログリア細胞におけるマイクロRNA-155の高発現はLXRα発現と逆相関した。次に,熱ストレス誘発性炎症反応におけるマイクロRNA-155の役割を決定した。結果は,LXRαを標的とすることにより,マイクロRNA-155がNF-κBシグナリング活性化を増強し,熱ストレス処理BV-2細胞における免疫炎症を促進することを明らかにした。【結論】マイクロRNA-155は,ミクログリアにおける熱ストレス誘発性炎症反応を促進する。基礎となる機構は,LXRαの標的化を介したNF-κB経路活性化の増加による炎症因子発現の促進を含む可能性がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  細胞生理一般 
引用文献 (74件):

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