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J-GLOBAL ID：201902245854820590   整理番号：19A1821204

山形県におけるニホンジカ侵入初期の目撃情報及び目撃地の特徴

Features of sighting information and spot about Sika deer (Cervus nippon) at the primary stage of intrusion in Yamagata Prefecture

著者 (4件)： 古澤優佳 (山形県森林研究研修センター) ,  斉藤正一 (山形県森林研究研修センター) ,  千葉翔 (山形県森林研究研修センター) ,  高橋文 (山形県森林研究研修センター)
資料名： 東北森林科学会誌(Web)  (Tohoku Journal of Forest Science (Web))
巻： 21  号： 2  ページ： 66-70(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U1630A  ISSN： 2424-1385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全国的に個体数が増加傾向にあるニホンジカは,多雪地帯のため冬季の生存が困難とされてきた東北地方の日本海側でも急速に分布を拡大しており,山形県でも目撃され始めた。このため,初期動態の把握を目的に,寄せられた目撃情報の内容や目撃地の立地環境を分析した。その結果,シカは全県に生息している可能性が高く,近年は庄内地方南部と西置賜地方で目撃が多い傾向が見られた。また,目撃地は,周囲が森林で近くに道路や河川がある平坦な耕地で,特に,開けていて見通しが良く人的利用が多い場所の傾向が高く,日中に森林から一時的に出てきた際に目撃されている可能性が高かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 山形県 ,  *ニホンジカ ,  野生動物 ,  生息分布 ,  生息場所 ,  *生息環境 ,  森林被害 ,  鳥獣害
準シソーラス用語： Cervus nippon

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (22件)：

• 秋田県 (2016) イノシシ,ニホンジカの目撃情報について (秋田県ホームページ, http: //www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1333603097804/index.html), 2016年3月1日 閲覧.
• 浅田正彦 (2013) ニホンジカとアライグマにおける低密度管理手法「遅滞相管理」の提案. 哺乳類科学 53(2): 243-255.
• 千葉翔・斉藤正一・古澤優佳 (2015) 山形県におけるニホンジカの目撃情報と目撃地点の周辺環境. 山形県森林研究研修センター研究報告 32: 34-43.
• 江成広斗 (2016) 平成27年度大型野生動物生息動向調査報告書. 32pp, 山形県みどり自然課, 山形.
• エスミ (2002) Excel多変量解析 Ver.4.0. 199pp, 株式会社エスミ, 東京.

タイトルに関連する用語 (4件)： 山形 ,  ニホンジカ ,  侵入 ,  初期