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J-GLOBAL ID：201902246189005793   整理番号：19A0183647

自動その場観察システムと画像相関法を用いた微視組織的微小疲労き裂発生および進展評価法の開発

Development of Microstructurally Small Fatigue Crack Initiation and Growth Evaluation Method Using Automatic In-situ Observation System with Digital Image Correlation Technique

著者 (2件)： 西川嗣彬 (国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  古谷佳之 (国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究拠点)
資料名： 鉄と鋼
巻： 105  号： 1  ページ： 105-111(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微視組織レベルでの微小疲労き裂挙動を監視するための自動その場疲労観察システムを構築した。ディジタル画像相関(DIC)技術を組み合わせて適用することで,微視的変形挙動を連続的かつ自動的に追跡し,記録することが可能になった。このシステムの有効性を検証するために,熱処理した低炭素鋼の微小疲労き裂評価に適用した。結果は,開発したシステムを用いて,微細構造的に微小疲労き裂発生および初期成長挙動を自動的に追跡し,記録することの実現可能性を実証した。また,DIC解析を利用することにより,疲労き裂を引き起こす微細構造による不均一な歪集中や微小疲労き裂開口閉鎖挙動などの微小変形の可視化にも成功した。初期段階の疲労き裂成長速度は長いき裂データと比較して加速傾向があったが,それは,DICによって測定されたき裂開口応力から計算されたΔK_effを用いることによって長い亀裂データと一致した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *その場観察 ,  亀裂発生 ,  疲れ亀裂成長 ,  ディジタル画像 ,  画像処理 ,  低炭素鋼 ,  微細構造 ,  歪集中 ,  可視化 ,  疲れ亀裂成長速度 ,  亀裂開口変位 ,  亀裂閉口 ,  応力拡大係数 ,  ディジタルマイクロスコープ ,  疲労き裂発生 ,  微小変形
準シソーラス用語： *疲れ亀裂 ,  *ディジタル画像相関法

著者キーワード (6件)： 微小疲労き裂 ,  ディジタル画像相関 ,  自動観察 ,  微小疲労き裂 ,  ディジタル画像相関 ,  自動観察

分類 (2件)： 金属材料  (HC05020S) ,  非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (28件)：

• 1) K. Katagiri, A. Omura, K. Koyanagi, J. Awatani, T. Shiraishi and H. Kaneshiro: Metall. Trans. A, 8(1977), 1769.
• 2) P. Neumann: Acta Metall., 22(1974), 1155.
• 3) R.M.N. Pelloux: Eng. Fract. Mech., 1(1970), 697.
• 4) R.O. Ritchie and J. Lankford: Mater. Sci. Eng., 84(1986), 11.
• 5) J. Lankford: Fatigue Fract. Eng. Mater. Struct., 8(1985), 161.

タイトルに関連する用語 (8件)： その場観察 ,  画像相関法 ,  組織 ,  微小 ,  疲労き裂発生 ,  進展 ,  評価法 ,  開発