文献

J-GLOBAL ID：201902247098369198   整理番号：19A0360830

長期粉末給餌マウスにおける不安関連行動におけるカテコールアミン作動性およびGABA作動性媒体の関与【JST・京大機械翻訳】

Involvement of catecholaminergic and GABAAergic mediations in the anxiety-related behavior in long-term powdered diet-fed mice

著者 (5件)： Yaoita Fukie (Department of Pharmacology, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1 Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, 981-8558, Japan) ,  Tsuchiya Masahiro (Department of Nursing, Tohoku Fukushi University, 1-8-1 Kunimi, Aoba-ku, Sendai, 981-8522, Japan) ,  Arai Yuichiro (Tokyo Ariake University of Medical and Health Science, 2-9-1 Ariake, Koto-Ku, Tokyo, 135-0063, Japan) ,  Tadano Takeshi (Complementary and Alternative Medicine Clinical Research and Development, Graduate School of Medicine Sciences, Kanazawa University, Kakumamachi, Kanazawa, 920-1192, Japan) ,  Tan-No Koichi (Department of Pharmacology, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1 Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, 981-8558, Japan)
資料名： Neurochemistry International  (Neurochemistry International)
巻： 124  ページ： 1-9  発行年： 2019年 
JST資料番号： E0890A  ISSN： 0197-0186  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食事習慣は,代謝ホメオスタシスと情動の発達に影響する重要な因子である。著者らは以前に,マウスにおける長期の粉末飼料給餌が自発運動活性と社会的相互作用(SI)時間を増加させることを示した。さらに,食事はドーパミン作動系の変化を引き起こし,特にドーパミンターンオーバーを増加させ,前頭皮質におけるドーパミンD4受容体シグナルを減少させた。SI時間の増加は低い不安を示すが,高いプラス迷路(EPM)試験は不安に関連した挙動とインパルス挙動を示す。本研究では,粉末飼料給餌が不安関連行動の変化を引き起こすかどうかを調べた。離乳から17週間粉末飼料を与えたマウスを標準飼料(対照)を与えたマウスと比較した。オープンアーム時間の割合(%)およびアームエントリーの総数は,EPM試験において粉末飼料給餌マウスにおいて増加した。また,ジアゼパム,ベンゾジアゼピン系抗不安薬,ビククリン,GABA-A受容体きっ抗薬,メチルフェニダート,ドーパミン輸送体(DAT),ノルアドレナリン輸送体(NAT)阻害剤,アトモキセチン,選択的NAT阻害剤,選択的ドーパミンD4受容体アゴニストを検討した。メチルフェニダートとアトモキセチンは,注意欠陥/多動性障害(ADHD)症状を治療するために臨床的に使用されている。粉末飼料給餌マウスにおけるオープンアーム時間の%は,アトモキセチン,メチルフェニダートおよびPD168077の処理により減少した。ジアゼパムは対照飼料給餌マウスにおけるオープンアーム時間の%を増加させたが,粉末飼料給餌マウスにおいては増加させなかった。粉末飼料給餌は前頭皮質におけるGABAトランスアミナーゼ,GABA代謝酵素の減少を誘導した。さらに,粉末飼料給餌は前頭皮質におけるNAT発現の増加を誘導したが,DAT発現は誘導しなかった。これらの結果は,長期的な食事摂取が,おそらくノルアドレナリン作動性および/またはドーパミン作動性およびGABA作動性仲介を介して,低い不安または衝動性を引き起こし,ADHD様行動の発症のリスクを増加させる可能性があることを示唆している。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ターンオーバー ,  ベンゾジアゼピン系抗不安薬 ,  食習慣 ,  ホメオスタシス ,  アーム ,  自発運動 ,  *マウス ,  *粉体 ,  *カテコールアミン ,  窒素複素環化合物 ,  ラクトン ,  フタリドイソキノリンアルカロイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ラクタム ,  芳香族塩素化合物 ,  第一アミン ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸
準シソーラス用語： 衝動性 ,  阻害剤 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： アトモキセチン ,  メチルフェニデート ,  PD168077 ,  不安関連行動 ,  低不安 ,  ビククリン ,  注意欠陥/多動性障害

分類 (3件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  個生態学  (EE03020H) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

物質索引 (4件)： ビククリン ,  ジアゼパム ,  ドーパミン ,  GABA

タイトルに関連する用語 (8件)： 長期 ,  粉末 ,  給餌 ,  マウス ,  行動 ,  カテコールアミン ,  GABA ,  媒体