抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在多くのIoTデバイスが存在し,多くのIoTデバイスは起動する,通知するなど1つのデバイスに対し1つの機能を持つ.しかし今後増大するIoTデバイスとしてコネクテッドカーやAI機能を搭載したロボットなど複数機能を持つデバイスが予想される.複数機能を持つデバイスは機能ごとに通信手段や通信経路が変わり,開発側のIoTデバイスのネットワーク設定は複雑になる.我々はIoTデバイスのデータ量の時系列変化パターン(通信パターン)を使った自動ネットワーク設定を目標としている.先行研究として通信パターンから機械学習を使い,IoTデバイスの識別に関する研究が行われている.しかし我々はIoTデバイスの識別ではなくIoTデバイスに含まれる機能ごとの認識を目指している.我々は複数機能を持つIoTデバイスのトラフィックデータから機能ごとに通信パターンを分けクラスフィケーションを行なった.IoTデバイスは機能や目的によって通信先が変わる.そのため本稿では通信先のIPアドレスごとに1機能とみなし,通信先のIPアドレスごとに通信パターンの分析を行なった.通信パターンの分析の結果,データ量,通信のタイミング,通信先の距離,通信にかかる時間を特徴量とした.また大容量高速通信,低遅延高信頼通信などといった特徴的なIoTデバイスの機能を正解ラベルとした.SVM(サポートベクトルマシン)を使い,機能ごとに分けられた通信パターンのクラシフィケーションの評価をした.(著者抄録)