抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南極ラングホブデ氷河の棚氷において,熱水掘削孔を用いた棚氷下のCTD測定(水温・塩分・水圧)等の観測を実施した。氷河末端付近の棚氷の厚さは234-412mであった。また,氷河末端部近傍では厚さ234mの棚氷の下には302mの海水層が存在し,最も接地線に近い地点でも海水層が14mあった。さらに,棚氷底面直下では水温・塩分が-1.4°C,34.24-34.28であるのに対し,水深400mから海底付近にかけては-1.15--1.2°Cであった。この結果より,棚氷底面直下には結氷温度よりも0.7-0.9°C高い水塊が存在し,観測した全地点で棚氷の底面が融解していることが示唆された。(著者抄録)