抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各国では,国全体の研究開発やイノベーションの状況や動向を把握し,これを踏まえて,将来に向けて政策の立案や戦略の策定が行われている。これらを支援し,また各国間で互恵する観点から,経済協力開発機構(OECD)は各国における研究開発やイノベーションに関するデータの収集・報告・分析のための国際的マニュアルを策定している。このうちイノベーションについては,先般,13年ぶりに実施されていた改訂作業が完了して,2018年10月に『Oslo Manual2018(オスロ・マニュアル2018)』として公表された。本稿では,改訂の背景やプロセスについて触れたのち,この『Oslo Manual2018』の概要について,マニュアル全体の構成や狙いとともに,「イノベーション」等の定義を含めた前の版からの主な変更点を紹介する。また,この版において勧告されている企業部門の企業を対象として測定すべき内容と方法についても言及する。(著者抄録)