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J-GLOBAL ID：201902251496951076   整理番号：19A2840422

着色砂による砂移動追跡と地形変化過程における砂移動範囲・経路の把握

STUDY ON UNDERSTANDING OF SAND MOVEMENT RANGE AND PATH IN TOPOGRAPHIC CHANGE PROCESS BY COLORED SAND TRACKING

著者 (4件)： 畠山純一 (豊橋技術科学大学大学院 工学研究科 建築・都市システム学専攻) ,  川口華歩 (豊橋技術科学大学 工学部 建築・都市システム学課程) ,  加藤茂 (豊橋技術科学大学大学院) ,  岡辺拓巳 (豊橋技術科学大学大学院)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_671-I_676(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地形変化や砂移動に関する実験的研究では,所定の時間,波を作用させることで,初期地形からの変化の過程やその量について分析を行うのが一般的である.しかし,その地形変化を移動する砂の追跡とともに詳細に把握した実験的研究は少なく,砂移動については,地形形成に至るまでの砂移動プロセスが十分に把握されているとは言い難い.本研究では,地形変化と砂移動の同時計測を実施し,波作用開始後数波以内の地形変化初期段階における詳細な砂移動追跡を行うことで,初期地形からの極めて短期間の地形変化過程における砂移動過程の把握を試みた.その結果,着色砂被覆率から作用波1波ごとの砂移動を把握するとともに,水路床表面下での着色砂混入を確認することで,被覆率では着色砂の輸送が確認されなかった地点においても着色砂の到達を確認することができ,地形計測だけでは把握することが困難な砂移動経路や移動到達範囲を把握することができた.(著者抄録)

シソーラス用語： *土砂流送 ,  漂砂 ,  砂 ,  追跡 ,  変化 ,  *沿岸帯 ,  移動 ,  水理模型試験
準シソーラス用語： 移動追跡 ,  *地形変化 ,  着色砂

著者キーワード (4件)： sediment transport ,  colored sand tracking ,  bottom profile change ,  coverage ratio

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (9件)：

• 1) 田中正博,井上亮,佐藤愼司,磯部雅彦,渡辺明,池野正明,清水隆夫:2 粒径混合砂を用いた大型海浜断面実験と粒径別漂砂量の算出,海岸工学論文集,第47巻,土木学会,pp. 551-555,2000.
• 2) 酒井和也,熊田貴之,小林昭男,宇多高明,芹沢真澄,野志保人:混合粒径砂による離岸堤周辺の海浜変形の実験と計算,海岸工学論文集,第50巻,土木学会,pp. 486-490,2003.
• 3) 平間史泰,畠山純一,加藤茂,岡辺拓巳::地形変化・土砂輸送の同時計測による津波の砂移動特性に関する実験的研究,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 74,No. 2,pp. I_331-I_336,2018.
• 4) 平間史泰,畠山純一,加藤茂,岡辺拓巳::スロープ式造波方法の提案とその性能向上に関する検討,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 73,No. 2,pp. I_1681-I_1686,2017.
• 5) Hughes, S. A.:Physical models and laboratory techniques in coastal engineering, World Scientific, pp. 568, 1993.

タイトルに関連する用語 (7件)： 着色 ,  砂 ,  追跡 ,  地形変化 ,  過程 ,  経路 ,  把握