抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
これまで越前海岸沿いの断層群(大味沖断層,越前岬沖断層,甲楽城断層)の最新活動について,離水した海食微地形から広い範囲で5~6m,最大で7mの隆起,その年代として17世紀前後と推測されてきた。本報はこの最新活動について,多くの岩礁に残された生物遺骸の
14C年代測定を行い,再検討を行ったものである。岩礁から採取した生物遺骸の高さおよび年代値からすると,海食微地形から広い範囲で5mを超えるとされた最新隆起量は,一度の隆起によるものであること,最新活動時期は17世紀後半を中心とした時期であり,3つの断層が連動ないし相次いで活動したと考えられることが明らかとなった。(著者抄録)